小型スピーカーへのチャレンジ
きょうは朝から雨。恵みの雨というにはいささか寒く冷たい雨だが、乾燥した日々が続いていたので少しホッとした。極度の乾燥が続くとギターが気にかかる。乾燥による木材のクラックが心配だからだ。幸い乾燥しがちな北関東の冬をいくつか越えてすでに鍛えられたぼくの楽器は、もうあまり心配ないだろうが。
さて、きょうは久々にオーディオネタです。
いま使っているスピーカー;三菱電機製2S-305については以前記事に書いた。昭和30年代初頭にNHKの放送局用モニターとして開発され、以後30年余に渡って活躍し、昭和から平成に変わった頃にこの現役を引退した。このスピーカーの音にはぜんぷくの信頼をおいていて、音そのものにまったく不足はない。あえてクレームを付けるなら、やはりその大きさだ。小型冷蔵庫ほどのその大きさと重さは、手軽に扱うというわけにはいかない。
<Entry-S> <FE-103>


<B&W 805> <三菱 2S-305>

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そんなこともあって数年間に、小型スピーカーへの切替を試みたことがある。まず当時評判だった独ALRジョーダン社のEntry-Sという小型スピーカーを出窓にセットしてみた。結果はまったくNG。低音がどうの高音がどうのという前に、音の鮮度が比べ物にならなかった。次いで少し大きな英B&W社の805というブックシェルフ型の定番ともいえるモデルを中古で購入した。音の定位や広がりは悪くなかった。しかし、やはり音の鮮度がまったくNG。低音も低い方までよく伸びでコントラバスの低音もしっかり再生してくれるが、バスレフの共鳴音が耳につく。タイトな低音とは言いがたかった。きっとレンジは2S-305より広く今風のワイドレンジに仕上がっているのだろうが、肝心の中音域のリアリティがまったく不足した。小型だから低音をあきらめる覚悟は出来ていたが、中高音域が使い物にならないのでは仕方がない。フォステクスの10cmフルレンジを自作の小さな箱入れたセットの方が、Entry-SやB&Wの805よりも数段リアルな音を聴かせてくれることが分かった。
結局小型スピーカーへのチャレンジでは敗退し、再び2S-305を部屋に置いて聴いている。音に関してはもうこれしかないのだろうか。…そう思いながらも、狭い部屋をいくらかでも広く使いたいものだと考え、何とかで出窓にセットできるスピーカーで満足する手はないかと思案は継続中だ。実はフォステクスのGX-100という小型のシステムが歯切れのいい低音、鮮度感のある高音だという評判を聞きつけて、ちょっと気になっている。
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