カーメン・マクレエ<アフター・グロウ>
バレンタイン・デイ。きっと世のオヤジ・ブログではかろうじてゲットしたチョコレートねたで持ちきりか。エヘンっ、本ブログは硬派路線につきチョコも色恋も無縁也。本日も独逸の保守本流ワグナーの…と書き始めたのだが、実は手元にチョコが…(^^ 方針変更して今夜は激甘にGo!


マイ・ファニー・バレンタインというジャズのスタンダードがある。バレンタインは恋人の男性の名前。私の好きな彼ヴァレンタイン、と惚れた女が歌う曲だ。ちょっと棚を探したら大あねごカーメン・マクレエが歌っている盤があった。1957年カーメンが35歳のときに入れた<After Glow>というアルバム。年に一度、バレンタインデイに聴くのが恒例になっている。 After Glowという言葉から思い浮かべる光景…パーティーが終わって酔いがちょと覚めたころ、あるいはセッションを終えたミュージシャンがひと息つく時間、仕事を終えた男ならちょっとネクタイをゆるめるとき、女性なら…う~ん、よくわからないがヒールを脱ぎ捨ててベッドに倒れ込むとき(これは違うか…)。…まあそんな感じかな。
この盤ではカーメンが終始リラックスしてスタンダードをしみじみと歌っている。カーメンは元々ピアニストととして世に出た。この盤でもレイ・ブライアントのピアノとは別に彼女のピアノが楽しめ曲も4曲入っている。歌はもちろんだがピアノもなかなかいい。さてこの盤のマイ・ファニー・バレンタイン。マイナー・キーを上手く使ったピアノのフレーズで始まる。カーメンがピアノのバックでワンフレーズ歌ったところでブラッシングするドラムとベースが静かに入ってきてリズムを刻む。後年のややドスの効き過ぎた歌いっぷりとは違って35歳のカーメンはハスキーではあるが、ハイトーンもまだまだ伸びやで美しい。
<マイ・ファニー・バレンタイン>
<ゲス・フー・アイ・ソー・トゥデイ Guess Who I Saw Today>
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