カシオペア<FULLCOLORS>



じわじわと気温上昇。今週後半は20℃超えの陽気が続くとの予想。何となく春気分の夜半のリスニングタイム。こんな盤を取り出した。


201803_Casiopea_FULLCOLORS.jpg


1991年リリースのカシオペア<FULLCOLORS>。収録曲は以下の通り。

1.FIGHTMAN/2.THE SKY/3.PASSIONATE VOLTAGE
4.PURPLE HOURS/5.FINAL CHANCE/6.AKAPPACHI-IZM
7.PRIVATE SUNDAY/8.SEARCH MY HEART/9.STREET OF DREAMS
10.NAVIGATORS/11.ONCE IN A BLUE MOON/12.TOP WIND

くどくど説明は不要だろうが、80年代半ばの彼らの人気は大そうなものだった。アイドル歌謡やニューミュージックとやらに飽き足らない音楽好きの若者の多くはカシオペアのテクニカルかつ斬新なコードワークに惹かれていった。しかし80年代後半になるとフュージョン全体の衰退もあって、そんな彼らの人気も陰りが出始める。まだ若かったメンバーの方向性の違いも顕在化し90年代を前に小休止。そしてリズム隊のメンバーチェンジを経て新生カシオペアが誕生した。このアルバムは新生カシオペアになってから2作目のアルバム。前作<THE PARTY>では手探りの感もあったが、このアルバムでは、特にベースの鳴瀬喜博の個性が明確に反映され、櫻井哲夫のタイトなサウンドから一転、重く太いベースサウンドに変化した(神保・櫻井のリズム隊以外のカシオペアは考えられないというファンも多く、その意見も十分納得できるが…) ぼくは彼らの全盛期を横目で見ていて気にはなっていたが、音盤投資はもっぱらクラシック優先だったため、まともに聴き始めたのは90年代なってからだった。以降、オリジナルのLP・レーザーディスク・CDもほとんど手に入れ、ライヴにも何度か通った。

このアルバムは収録曲そのものがいずれも素晴しい。発売からすでに四半世紀が経つが、現在のカシオペア3rdに至るまで、繰り返し演奏される初期の曲、ASAYAKE・MISTYLADY・GALACTICFUNKなどに並んで、このアルバム収録のFIGHTMAN・THE SKYなどもしばしば取り上げられる。アルバムタイトル通り、ロックテイストの強いTOP WIND・NAVIGATORS、都会的スローナンバーのPRIVATESUNDAY・ONCE IN A BLUE MOONなども含め、多彩な楽曲にあふれているのもこのアルバムの魅力だ。


<FIGHTMAN> 今夜もPCに向かいながら10回以上聴いてしまった(^^;


カシオペア・T-SQUAREのセッション版<FIGHTNAN> 前哨戦のあと1分25秒過ぎから本編開始。
ソロ回しのあと、4分58秒からの安藤vs野呂のギターバトル最高!


このアルバム発売当時のライヴ@日清パワーステーション。1992or93年かと。
NHKBSで放送されたものを繰り返し見ましたね。


PRIVATE SUNDAY


このアルバム<FULLCOLORS>の全曲プレイリスト
https://youtu.be/mepoWxF2CuM



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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