カシオペアのナンバー7


穏やかな日曜日。窓からの暖かい春の陽射しを受けながら久しぶりに真っ昼間の音盤タイム。先日来立て続けに聴いているカシオペア。きょうはこの盤をセットし、アンプのボリュームを思いきり上げた。


201803_Casiopea_MINTJAMS.jpg


カシオペアの7枚目のアルバム<ミントジャムス>。
80年代前半に一世を風靡したフュージョン音楽。アイドル歌謡に満足しない当時の音楽好きの学生や若者に絶大な人気を得た。ブームは数年間がピークであったが、その音楽作りは90年代以降現在に至るまでのJPOPに多大な影響を与えた。この<ミントジャムス>はカシオペアの演奏を聴いたロンドンの音楽プロジューサーからの要請を受け、ヨーロッパでの発売を念頭に企画された。録音は1982年。築地中央会館にファンを中心とした満員の聴衆を入れ、ライブ形式の録音セッションで行った。テイク・ミー、アサヤケ、ミッドナイトランデヴー、ドミノライン、スウェアなど、デヴュー当時の名曲が並び、そのすべてがオーバーダビングや編集なしの一発録りで行われている。収録曲は以下の通り。

Take Me/Asayake/Midnight Rendezvous/Time Limit
Domino Line/Tears Of The Star/Swear

演奏は彼ららしいキレによい技巧と抜群のアンサンブル能力の本領が発揮された素晴らしいものだ。神保彰と櫻井哲夫のタイトなリズム隊。今やテッチャンとしての仕事がメインとなった感のある向谷実の斬新なコードワーク、そして野呂一生のテクニカルなギター、そしてそれらを主題メロディとコードだけであとは奏者のアドリブにお任せのジャズ譜形式ではなく、完全にスコア譜に落とし込んだアンサンブルとして演奏するという今までになかった形態で、しかも素晴らしいドライブ感とライブ感を感じさせながら進行する。ドミノラインでは櫻井哲夫のスラップベースのソロや神保彰のドラムソロも楽しめる。カシオペアの盤歴の中にあって、その人気・実力のピークをとらえた名盤の一つだ。


この盤の全曲。聴きどころ満載のアルバムだが、例えば…9分47秒から始まる<ミッドナイトランデブー>。テーマがひと通り終わったあと、11分51秒から高速ユニゾンの経過句を経て向谷実のソロが始まる。タイトなリズム隊をバックにあえてメローなフレーズ。12分32秒に終わって再度高速ユニゾンがあり、パーンというSEを共に野呂一生のギターソロが出る…このアルバム最高の瞬間だ。


全盛期のライヴ。1985年@両国国技館。ファンションやステーージングはさすがに30年の月日を感じさせるが、音楽の完成度はいまも第一級だ。演奏(元々のレーザーディスクの映像)がおわったあと52分25秒過ぎから、このライヴ当時を振り返る野呂一生(2000年前後かな…)のトークがある。



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