連休前半終了 ショパンのマズルカを聴く


年寄りになって時間を持て余すようになったら、一日の一つのことだけをやるようにする、あれもこれもやらないこと…ラジオで誰かがそう言っていた。こうして長期連休になると、にわか年寄り生活になって一日に一つのことだけしてみる。何とものんびりしていて心地よい。きょうは床屋にいった、きょうは庭の手入れを手伝った、きょうは医者に行った…。とかく会社では複数の案件をあれこれつつき、しかも前倒しだ、早めに着手だということになるのだが、連休中はそうしたものから束の間でも解放される。「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」と唱えられたのはもう何十年も前のことだが、グローバルな経済資本主義の今となっては、広い世界中が急ぎに急いでいるのだから、狭い日本などもうどうしようもない。
…と、このブログは音楽与太話だけを書くことにしているので、世の中のボヤキはこの辺りにして、夜更けに相応しいショパンのマズルカを聴くことにした。


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ポーランドの民族舞踊に起源を発するポロネーズとマズルカは多くの作曲家によって取り上げられ、音楽形式の一つとして広まった。古くはバッハが管弦楽組曲第2番でフルートが活躍するポロネーズを書いた。古典期以降もalla polacca;ポロネーズ風にと題された楽章と持つ曲は多い。クラシックギターの曲にも初期ロマン派以降、しばしばマズルカやポロネーズを冠した曲があり、最近好んで弾くている。しかし最も有名なポロネーズやマズルカといえばショパンのものだろう。写真のレコード盤は、アルゲリッチが1965年のショパンコンクールで優勝した際のライブ録音の盤だ。この年、彼女は第1位と合わせてマズルカ賞も受け、この盤には第36番から38番の3曲が収められている。24歳の天才のもっとも輝かしい時期の記録でありながら、マズルカという曲形式が持つ独特の内省的な響きや悲哀に満ちた表現にも不足はない。
もう1枚の写真は以前も記事に書いたことのある、マリア・ジョアン・ピリスによるショパンの後期作品集のアルバムだ。ここでは第36~38番、45・47番と51番が弾かれている。円熟著しいピリスの深い味わい感じさせる。ワルツと同じ三拍子系のマズルカではあるが、曲想やその多様な表現において、まったく異なる世界を感じる。

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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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