エラ・イン・ベルリン



少し前からじわじわと気温上昇。湿度感もアップしてきて、爽やかな五月とも言えない感じだ。そんな気分を吹き飛ばそうと、今夜は久しぶりにドライブ感のあるジャズをと思い、こんな盤を取り出した。


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エラ・フィッツジェラルド(1917-1996)が1960年2月、ベルリンのドイッチェラント・ホールで1万2千人の聴衆をわかせたライヴ盤。有名な盤なので、ぼくなどがあれこれ書き連ねるのは気恥しいので解説は他に譲ろう。

万雷の拍手にのって「風と共に去りぬ」が軽快にスィングして始まる。2曲目の「ミスティ」、3曲目の「レディ・イズ・ア・トランプ」とライヴ感あふれるステージが目の前に広がり、エラの上手さと声質の素晴らしさに思わず唸ってしまう。よく通る張りと透明感のある中高音、安定したロングトーンとピッチの速いヴィブラート、もちろん音程の良さは抜群だ。スィングする曲、アップテンポでのキャットの上手さはもちろん、しみじみとしたバラードも、今時のミネラルウォーターのようなあっさりしていて毒にも薬にもならないような「癒し系」歌唱と違い、ずっとソウルフルだ。ベルリンでの公演を意識してか、お国物のクルト・ワイル「マック・ザ・ナイフ」ではサッチモのこわいろまで繰り出して会場を盛り上げる。そして圧巻はおはこの「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」だ。ノーマルテンポでワンフレーズ歌ったあと、短いドラムソロでアップテンポに転じ、その後7分間に渡り圧倒的なパフォーマンスを繰り広げる。ジャズ歌手はアップテンポが歌え、器楽奏者並みのアドリブ・スキャットが出来てナンボと思っているぼくには、エラの歌唱はジャズシンガーの理想像だ。


おはこの<ハウ・ハイ・ザ・ムーン> 圧倒的パフォーマンス!


<マック・ザ・ナイフ>


もちろんバラードも素晴らしい。この盤でも歌っている<ミスティ>



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