スカルラッティ:ソナタ集



アマゾン経由で注文した楽譜が届いた。


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ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)のソナタ集。永島志基氏によるギター用編曲版としてこの4月に出版されたもの。永島志基氏は、演奏・編曲・指導で幅広く活躍する一人者。特にアンサンブル・合奏分野での経験が豊富と聞く。このスカルラッティのソナタ集は、500曲を超えるスカルラッティのチェンバロ作品から12曲が選ばれ、ギター独奏用に編曲されている。序文によると氏は、以前から親しんでいたスカルラッティ作品に格別の興味をもち、90年代に全7巻からなる原曲のソナタ作品集の楽譜を手に入れ、ギターへの編曲可能性を探ってきたそうだ。その後クラシックギター専門誌:月刊「現代ギター」への連載を経て、かれこれ四半世紀を経たのち今回の曲集出版となった由。

スカルラッティの作品は古くからその一部がセゴビアの演奏で知られ、その後80年代初頭には国内でもレオ・ブローウェル版が出版された。ぼくも昭和時代に手に入れた雑多なギター曲集に断片的に収録されていたスカルラッティ作品に親しんではいたが、ブローウェル編の楽譜などは中々難易度も高く、効果的に楽しめる段階には程遠いところで止まっていた。今回の永島氏によるアレンジは、技術レベルを控えめに設定した曲も意図的に配したようで、見た目の音符の様子では手強さは程々に見える。さらに、気の合った仲間と二重奏、三重奏として、そのまま声部をパート譜として分けて演奏しても効果が上がり、楽しめるような配慮がされているそうだ。

スカルラッティの作品は、大胆な転調やリズムによるオリジナリティあふれる曲想がギターの特性によく合う。多くのギター弾きはバロックというとバッハ志向が強いが、趣きの異なるスカルラッティも、もっと弾かれてよいように感じる。


パク・キュヒによるK.178


マルコス・ディアスというギタリストが弾くK.27


METのコレクションによる演奏。抒情的なK.87(写真下)



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