上野~丸の内



忙中閑有り。上野で開かれているゴッホ展に足を運んだ。


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絵画については知識・見識・感性とも三拍子揃って無い無いづくしではあるが、観ることは自体はもちろん嫌いではない。フェルメール展に行ったのも一年前のちょうど今頃だった。主催者、各種メディア一体となってのこの手の展覧会は、根っからの美術ファンにとってはあまりに商業的過ぎるイベントだろうが、ぼくのような門外漢はちょうどいい塩梅。主催者の格好のターゲットに違いない。


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平日の午後3時過ぎということもあって、チケット売り場・入場口ともに並ぶことなくスムースの入館。音声ガイドのセットを首に下げながら、そういえば去年のフェルメール展の音声ナビゲーターは石原さとみだったなあと思い起こしながらゆっくり回覧。ハーグ時代の灰色の世界から、印象派の影響を受けた原色の明るい色づかい、そして表出する晩年のメンタル…ぼくのような素人にもよく分かる解説と展示。音声ナビゲーションのバックで流れるフランス物BGMの選曲もよく、観終わったあとのグッズ販売コーナーでは思わずBGMを収めたCDを買い求めた。ドビュッシー、ラヴェル、プーランク、サティ他、お馴染みの曲が並ぶ。


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会場を出るとすでに陽も落ちている。帰途には東京駅から新幹線に乗ることになるが、少々時間もあったので、折からライトアップ中の丸の内仲通を散策。ビル群の中をそぞろ歩きながら都会の空気を味わった。 今年も残すところ二週間余。少々忙しかった仕事もピークを超えそうで安堵の日々。いい息抜きの東京散策だった。


買い求めたCDから。プーランク「愛の小径」ヴァイオリンソロによる。


同曲のギター伴奏版 カリス店長:高矢さん(G)ナイス!



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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