自由学園明日館



昨年4月以来、少々慌ただしい業務進捗が続いていたが、ここへきてようやく今年度計画の完了も目途がつき、このところは幾分余裕のある日が続いている。今年度も残すところ2ヶ月程となり、それでは溜まっている有休の取得に精出そうかと、先日休みを取って東京お上りさんの一日。長年気になっていた自由学園明日館へ足を運んだ。


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今更説明不要の施設。旧帝国ホテル他の建築デザインで有名なフランク・ロイド・ライトによる美しい造形が素晴らしい。心洗われる空間というのは、こういうところを言うのだろうと感じ入った。シンメトリナーで幾何学的なデザインは、しばしば重厚さを醸すが、ここではすべてに控えめなサイズ感と色合いにより、むしろ軽みを帯び、来る者をフレンドリーに受け入れてくれる。

雑踏の池袋駅から歩いてわずか数分。関東大震災や東京空襲にも奇跡的に被災をまぬがれたものの、一時は存亡の危機にも直面したと聞く。幸い多くの人たちの尽力もあって、丁寧な修復を経て現在に至っている。重要文化財でありながら「動態保存」ゆえに、日常的に様々な人たちに使われているところがまた素晴らしい。道を挟んで建つ講堂では多様なジャンルのコンサートも催されている。この日は平日ということもあってか人影もまばら。窓から差し込む午後の陽射しに心和むひとときを楽しみ、手作り菓子付き600円の入館料は今どき安すぎる。いずれまた訪れたい。次回は夜間見学日、あるいは桜の咲く頃にしませうか。


自由学園明日館HP
https://www.jiyu.jp/

自由学園作成の紹介動画








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自由学園は知ってましたが、こんな建物があることは知りませんでした。
素敵ですね。

Re: タイトルなし

みっちゃんさん こんばんは。
自由学園の学園としての機能は、昭和初期にすでに東京郊外に移転しているのですね。西池袋のこの施設は、本当に奇跡的に残ったというべきでしょうね。存在そのものが素晴らしい!
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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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