ミュンシュの「幻想」
少々長くなるが、問い合わせもあったのでまず業務連絡を。
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…ということで。ブログ開設から十年半になりますが、引き続きヨロシクです。
さて、月があらたまって五月。風薫る…には程遠い現下の状況だが、気持ちだけでも切り替えて過ごそうと思いつつ夜毎の音盤ルーチン。先回のアルヘンタ盤そしてクーベリック盤と久しぶりに「幻想」を聴き、やはり面白いなあと感心。それではと、今夜は真打ともいうべきこの盤を取り出した。

シャルル・ミュンシュ指揮パリ管弦楽団によるベルリオーズ「幻想交響曲」。1967年録音。発売当時から名盤の誉れ高い一枚。手持ちのLP盤は十数年前、例によって出張の帰り、大阪梅田の名曲堂阪急東通店で(確かワンコインで)手に入れた。
ミュンシュ(1891-1968)はフランスを代表する指揮者であったわけだが、フランスの指揮者という語感から想像するような、洒落て粋な感覚や透明な音色感、洗練されたアンサンブルといったものから随分遠い。もともとアルザスというドイツ圏とフランス圏と行ったり来たりした地域の生まれ、若い頃はライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管のコンサートマスターとして、フルトヴェングラーの薫陶も受けたミュンシュは、他の純粋なフランス系指揮者とは明らかに違う資質を持っている。実際この幻想や、同時期にやはりパリ管と残したブラームスなどは、まったくもってドイツ的な演奏だ。ブラームスはフルトヴェングラーのステレオ盤かくやと思わせる演奏だったが、この盤でも第1楽章から低重心のサウンドで、コントラバスのアルコは分厚く響き、ピチカートもバンッと威勢がいい。そのドイツ的な厚い音響イメージにラテン系らしい熱く積極的な感情の表出が加わる。そのコンビネーションがうまく機能したのが、この幻想の録音だ。
前半の三つの楽章はいずれもスケールが大きく、後半の二つの楽章は即興性にあふれた豪放な演奏。手持ちのLP盤で聴く限り録音も抜群によく、オケの距離感、各パートの分離、金管群や打楽器群の立ち上がりなど、いずれも素晴らしい音が楽しめる。今もってこの曲のもっとも優れた演奏の一つだろう。
この盤の音源。
クリストフ・エッシェンバッハとSWR響(南西ドイツ放送交響楽団)による演奏。2019年4月。エッシェンバッハもこの2月で80歳になったそうだ。
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