Not マイ・ギター <その1> スウェーデン・リュート アルフレッド・ブルック1933年作

きょう日曜日、来週の川越でのイベントに備えて、旧友Y氏と二重奏の練習を予定していたのだが、Y氏が風邪でダウン。大事と取って練習は取りやめにした。初見で合わせて曲を決めてから、まだ1度しか合わせていない。本番までにもう1回は合わせたいところだ。来週のどこかで夜、時間を作って何とかしようかということになった。
さて、きょうはその旧友Yからしばし借りている楽器の中から少々珍しい楽器を紹介する。写真の楽器がそれだ。


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Swedish Lute;スウェーデン・リュートで通じるらしい。スウェーデンに伝統的に普及した楽器のようで、形はルネサンスやバロック期のヨーロッパで広まったリュートのようでもあり、シターンやイングリッシュギターのようでもある。この楽器は旧友Y氏がebayのオークションでスウェーデンの持ち主から入手した由。ラベルにはアルフレッド・ブルックという名が入っていて、ネットで調べると、20世紀初頭のスウェーデンでは、ひとかどの製作家であったようだ。製作年は1933年とある。6本の弦はリュートと違ってすべて単弦で、2本のバス弦を持っている。リュートのような軽い材質ではなく、横・裏板ともしっかりした作りで、ずっしりと重い。つまりこの楽器はヨーロッパの伝統的なリュートの亜流というよりは、シターンの流れを汲み、スウェーデンで独自の発展を遂げた楽器のようだ。多分、伝統的な宮廷楽器としてのリュートではなく、市井の人々や吟遊詩人がかなで、あるいは歌の伴奏に使ったのだろう。この楽器の延長として、スウェーデンのギタリスト;ヨラン・セルシェルの11弦ギターがあると考えると、すべて合点がいく。

音は、リュート風の高音と、かなりしっかりした低音が合体した感じで、試しにバッハの組曲などをポロポロと弾いてみたが、透明感のある音色と、しっかり作られた胴の響きや余韻など、独自の雰囲気がある。北欧の静かな気配、張り詰めた空気感、それでいってアットホームな雰囲気、そんなイメージが浮かんでくる楽器だ。ネットに以下の演奏サンプルがあったので聴いてみていただきたい。


■英国のギター修理製作家のサイト。修理で扱ったスウェーデン・リュートの記載と演奏動画がある。ここに出ている楽器は、図らずも同じアルフレッド・ブルック作の楽器だ。
http://www.guitarrepairsuk.com/swedish_lute.htm

Swedish Lute from The Kings Of Lounge on Vimeo.




■YouTubeでSwedishLuteで検索したところ出てきたもの。





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そのとおりです!

セルシェルの11弦アルトは
スエーディッシュ・リュートの伝統の上に生まれた楽器だと思います
チューンニングはイングリッシュギターのオープンチューニング
ギターのチューニングの両方があったようです
弦は8から10数弦まで、弦長もいろいろなサイズがあったようです

紹介していただいて、サンキューですv-221

Re: そのとおりです!

> セルシェルの11弦アルトは
> スエーディッシュ・リュートの伝統の上に生まれた楽器だと思います

やはりヨーロッパは、様々民族がそれぞれの歴史と伝統とを持ち、ギター族やリュート族一つ取っても、実に多用に発展し、継承されてきたのだと、つくづく感じますね。

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音楽とクラシックギターに目覚めて幾年月。道楽人生成れの果てのお粗末。

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