ディレルマンド・レイス



連休入りも間近、加えて東京他のの緊急事態宣言入りで、当地も緊張が強まる…何だか落ち着かない四月最後の週末日曜日。早朝から野暮用いくつかこなし、昼過ぎになって一服。久しぶりにギターを取り出し、こんな楽譜を広げて楽しんだ。


202104_Reis.jpg


ブラジルのギタリスト・作曲家であるディレルマンド・レイス(1916-1977)の曲集(米Guitar_Solo_Publication_of_San_Francisco)。全2巻からなるようだが、手元にあるのはその第1巻。昨年秋に店を閉じた恵比寿のギターショップ「カリス」で手に入れた。手に入れたというと聞こえはいいが、閉店時の店内在庫品整理に乗じて申し訳ないような値段で持ち帰ってきた品々の中の一つだ。

レイスは純然たるクラシックギターも弾いたらしいが、むしろポピュラリティの強いブラジルスタイルの曲をたくさん残した。曲集に書かれているプロフィルによれば、20枚の78回転SPと23枚のLPをリリースしたとある。以前「もしも彼女がたずねたら」という意味深長な曲はさらったことがある(記事一番下のYouTube音源)。ゆっくりとした三拍子で、雰囲気としてはかなりコテコテのブラジル風演歌だが、哀愁を帯びたキャッチーなメロディが印象的な曲だった。

この曲集に収められている曲はいずれもブラジル風のショーロやワルツで、技術的にはクラシックギター中級から上級レベルといったところ。クラシックギターの曲集として当然きちんと記譜されているが、おそらくコード進行とメロディーだけを抜き出して、ポピュラー畑の人に弾いてもらったら、苦も無く雰囲気よく演奏するのではないかと思う。いずれもメロディーラインが明確な曲なので、それをいかに歌うかが課題であり楽しみでもある。 日頃はクラシックギター保守本流ともいうべき曲をさらうことが多いが、時には趣向を変えるのも一興だ。欧州本土とはまた違った独自の歴史をもつ中南米の音楽も、ギター弾きには無視できない広がりと深さがある。


レイス自身による1975年の演奏。クラシックギター?ソル?バッハ?、うるせえ!…とは言ってないだろうが中々強めの個性。音からしてスチール弦。ビビりや不要振動も三味線の「さわり」同様「味」の一つだ。


最近、太っ腹のブリリアント・クラシックス。レイス作品集として20曲近くがまとまっている。


サントス・エルナンデスで奏でるブラジル演歌「Eterna Saudade」 ショパンのピアノ協奏曲第1番の副主題あるいは「北の宿から」… ところ変われどモチーフ変わらず(^^;



「もしも彼女が尋ねたら Se Ela Pergunter」。ちょうど10年前、ノートPCのマイクで録音した音源。思えばこの録音が初めてのYouTube投稿だった。へたくそは仕方ないが音質はそれに輪をかけて酷い。いずれ録り直そう。



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