アンジェロ・ドゥバール&ルドヴィック・ベイエ



週半ばの水曜日。今週初めから四度目の緊急事態宣言が出された都内での仕事を終え、17時過ぎの新幹線で帰途に。帰宅後ひと息ついて… そういえば、きょうはパリ祭。気分だけでも味わおうと、こんな盤を取り出した。


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マヌーシュ・スウィング・ギターのアンジェロ・ドゥパールとアコーディオンの名手ルドヴィック・ベイエ他による「スウィングの空の下で」と題された一枚。2007年録音。日本におけるこの二人の最初の盤だそうだ。少々長くなるが、収録曲を以下に記しておく。

1.パロール・ドゥ・スウィング
2.おまえはマヌーシュ(サンセヴェリーノ参加のオリジナル曲)
3.我が愛するパリ (シャンソンのスタンダード)
4.チャールストンの踊り手
5.パリの空の下(グレコ、モンタン、ピアフが歌った名曲)
6.シラキューズ(A・サルバドールの代表曲)
7.セ・マニフィック(C・ポーター作曲)
8.残されし恋には(S・トレネの代表曲)
9.セ・シ・ボン(シャンソンの名曲)
10.ラ・メール(S・トレネの代表曲)
11.待ちましょう(リナ・ケティの代表曲)
12.詞のないメロディ(メドレー):希望に満ちて(S・アズナヴール)~オートバイの男(ピアフの代表曲)~自転車乗り(P・バルー/F・レイの作品)~汽笛が聞こえる(米のH・ウエスト作)
13.ル・ミュージシャン(サンセヴェリーノ参加のオリジナル曲)
14.リラの門の切符切り(S・ゲンスブールのデビュー曲)


マヌーシュ(ジプシー)スタイルと言えば、まずはパリを中心に活躍したジャンゴ・ラインハルトということになるだろう。ジャンゴ・ラインハルトの音楽そのものは、おそらく十代の頃から耳にしていたと思うが、それがマヌーシュ・ジャズと言われるものであることや、ジャンゴの名前とその音楽をはっきり認識したのは三十代になってから。そして実際に音盤を手に入にしたのはさらに歳を重ねて四十代になってからだ。マヌーシュ・ジャズ・ギターはその独自のスウィング感やギターテクニック、加えてジャンゴ時代の古い音響条件も重なって、他に類を見ない魅力をもつ。

この盤はそんな古きフランスのレトロスペクティブな雰囲気をそのまま現代に再現している感がある。ぼくはこのジャンルの音楽の熱心なファンというわけではないので、ギターのアンジェロ・ドゥパールやアコーディオンのルドヴィック・ベイエについて何も知識を持たないし、手持ちの盤もこの一枚のみだ。言ってみれば、にわかマヌーシュ・ジャズファンの代表のようなもので、そんな門外漢にもその音楽の素晴らしさや楽しさを十分に伝えてくれる。選曲にはお馴染みの定番シャンソン曲も含まれているし、オリジナル曲も妙に凝ったところがない。どこから聴いても、どれを聴いても至極のひとときを約束してくれる。パリ下町のクラブに想いを馳せつつ、夜は更けるのでありました。


手持ちの盤からアップ。「我が愛するパリ」


同 「セ・マニフィック」


アンジェロ・ドゥパール@ライヴ


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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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