庄司紗矢香 ルーヴル・リサイタル2001



九月に入ってから天候不順といってもいい状態が続く。陽射しのある日は気温も上がるか、もはや盛夏の勢いはない。どうやらこのまま秋を迎えそうだ。 さて、週末土曜日。ちょこちょこ野暮用外出。三時過ぎにようやく落ち着いて一服。渋茶をすすりつつ、こんな盤を取り出した。


202109_Shoji_Sayaka_at_Louvre.jpg


庄司紗矢香(1983-)のパリ・ルーヴル美術館オードトリアムでのリサイタルライヴ。ちょうど20年前、2001年9月の録音。1983年生まれの彼女は16歳でパガニーニ・コンクールで最年少優勝し、そのあとメータの指揮でパガニーニの協奏曲第1番でアルバムデヴューした。そのあとに出たのがこのリサイタル盤だ。ピアノはイタマール・ゴラン。収録曲は以下の通り。

ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品 作品75
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 作品9
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 作品100
ラヴェル:ツィガーヌ

録音当時彼女はまだ18歳。その年齢からは想像がつかない本格的なプログラムだ。ロマン派以降のかなり濃い口の選曲だが、技巧的にはもちろん、音楽の運びもまったくもって成熟し落ち着き払っている。大したものだ。五嶋みどりにせよ、諏訪内晶子にせよ、十代から第一線で活躍している演奏家には、若い頃から一般の若者とはまったく違った独特の成熟感を感じる。庄司紗矢香もしかりだ。下記の貼り付けたYouTubeの映像に見られる16歳の彼女の落ち着いた受け答えを見てもそれとわかる。

ブラームスのソナタなど、この曲の持つ渋さと時折みせるほのかな明るさとの微妙なバランスを18歳の彼女がどんな気持ちで弾いていたのか実に興味深い。音を聴く限り、作曲当時50代中年男ブラームスの心境を十全に理解しているのではないかと思ってしまう。


16歳当時の彼女を映したドキュメンタリー。


この盤の音源。ブラームスのソナタ第2番イ長調作品100  しみじみいい曲だなあと思う。



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