M・ジュリアーニ:ギター協奏曲イ長調作品30



飛び石連休のシルバーウィーク。このところ好天続きで、きょう秋分の日も好天に恵まれた。昼下がりのひととき、道楽部屋の片付けをしながらBGMにと、こんな盤を取り出した。


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戦後ドイツ、ギター・マンドリン界の重鎮、ジークフリート・ベーレント(1933-1990)の弾くマウロ・ジュリアーニ(1781-1829)のギター協奏曲イ長調作品30。イムジチ合奏団のバック。1968年10月オランダ・フィリップススタジオでの録音。手持ちの盤は80年代初頭に出ていたグラモフォン廉価盤シリーズの一枚。アルバムタイトルには「イタリアのギター協奏曲集」とあり、ジュリアーニ他に同時代のフェルナンド・カルリ(1770-1841)の単楽章の協奏曲作品140、それとヴァヴァルディの通称ギター協奏曲と称される例のハ長調とニ長調の2曲が収められている。

ジュリアーニの協奏曲はギターを始めてまもない高校時代、友人から借りたレコードで実によく聴いた。さすがにウィーン古典派全盛期に彼の地で活躍していたのもうなづける佳曲で、古典的な構成と和声感、ロッシーニ風とでもいったらいいだろうか、明るく清涼な曲想。さらにバックを務めるイムジチがさすがの素晴らしさで、ギターでこれほど本格的な音楽が出来るのかと驚いたものだ。当時に記憶ではギターソロはあまり感心しなかったように覚えているのだが、こうしてあらためて聴くと中々どうして、健闘している。バックのイムジチは実に朗々とした響きで、この曲のもつ古典的を体裁を余すところなく表現している。

第1楽章は堂々とした序奏付きのソナタ形式、第2楽章は短調に転じてシチリアーノのリズムにのせて抒情的なフレーズが続く。第3楽章はアラ・ポラッカのロンドアレグレットで、快活なリズムにのってギターの特性にあった、いかにもジュリアーニ調のフレーズに彩られている。貴重なオリジナルのギター協奏曲にして、古典の薫り高い佳曲だ。


楽譜は以下のリンクで当時のアーカイブがいくつかみられる。
http://maurogiuliani.free.fr/en/concertos.php

この盤の音源。ジュリアーニの協奏曲イ長調第1楽章


同 第2楽章
https://youtu.be/ZKakYTSHJUw
同 第3楽章
https://youtu.be/4k2ew6Am-xk

楽譜付き音源。全3楽章。



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