井上陽水「9.5カラット」
週明け月曜日。本来なら休日だが、今年はオリンピックで7月にシフト。昭和の感覚では10月10日が「体育の日」ということになるが、昨今は祝日もどんどん動くので何が何だか分からない。 さて、いずれにしてもよい季節。きのう日曜は野暮用少々の他はのんびりステイホーム。部屋の片付けをしながら聴いたこの盤について記しておこう。

井上陽水のセルフカヴァーアルバム「9.5カラット」。1984年12月リリース。手持ちの盤は二十年程前、今思えば「狂ったように」音盤を買い漁っていた時期にリサイクルショップのジャンクコーナーで捕獲した。収録曲は以下の通り。お馴染みのヒットポップスが並ぶ。
Side_A
1.はーばーらいと
2.ダンスはうまく踊れない
3.TRANSIT
4.A,B,C,D
5.恋の予感
Side_B
1.いっそ セレナーデ
2.飾りじゃないのよ 涙は
3.からたちの花
4.ワインレッドの心
ぼくのような井上陽水のファンでもない、彼の多くの曲をほとんど知らないに等しい者が何かを語る資格もそのつもりもないのだが、彼の尋常ではない歌の上手さ、聴き手に訴える力など、あらゆるジャンルの歌手の中で最も優れた歌手の一人だと感じている。このアルバムがリリースされた1984年当時、デヴューからすでに十年以上経ち、オリジナリティにあふれた歌唱で現在に至るまでの彼らしさは確立していた頃だ。
収録曲には楽曲が提供された歌手によってヒットし、ぼくのような特別な陽水ファンでもポップスファンでもない者も聴き馴染んだ曲が並ぶ。オリジナルのそれぞれの歌手の歌唱も優れたものだと思うが、こうしてまとめて陽水のセルフカヴァーで聴くと、こちらがオリジナルではないかと感じてしまう。それほど自然で、曲のイメージと合っていて、何よりやはり彼の声質と歌いっぷりからくる存在感に圧倒される。
「いっそセレナーデ」 このアルバムの少し前にシングルでリリースされた。
「恋の予感」
中森明菜のヒット曲となった「飾りじゃないのよ 涙は」 with井上陽水・玉置浩二
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