ダイアナ・クラール「Stepping Out」
週明け月曜日。師走の実感なく、きょうも程々に働き、鱈腹食べて呑気な一日が終わった。警戒レベルをとっくに超えたウエストをさすりつつ音盤タイム。今夜はジャズ。こんな盤を取り出した。

ダイアナ・クラール(1964-)のデビューアルバム「Stepping Out」。かれこれ30年前の1992年10月に録音され、翌年1993年に彼女のデビューアルバムとしてリリースされた。収録曲は以下の通り。ロジャーズやエリントンらのスタンダードが彼女のピアノとヴォーカル、ジョン・クライトンのベース、ジェフ・ハミルトンのドラムをいうピアノトリオで演奏されている。
1.This Can't Be Love
2.Straighten Up And Fly Right
3.Between The Devil And The Deep Blue Sea
4.I'm Just A Lucky So And So
5.Body And Soul
6.42nd Street
7.Do Nothin' Till You Hear From Me
8.Big Foot
9.Frim Fram Sauce
10.Jimmie
11.As Long As I Live
12.On The Sunny Side Of The Street
この盤でデビュー以降、彼女の人気は一気に高まり、今はすっかり大御所になりつつあるのだろうか。この盤を録音したときはまだ二十代半ば。歌もストレートだしピアノプレイにも力が入っていて楽しめる。声も以降のアルバム同様少し太めの声質で堂々とした歌いっぷりだ。第1曲「This Can’t Be Love」は多くの歌手が歌っている名曲だが、それをアルバム冒頭に持ってくるだけでも自信のほどが伺える。第10曲の彼女のオリジナル曲「Jimmie」ではジェフ・ハミルトンの弓弾きの美しいベースに続いてリリカルなピアノソロを聴かせてくれる。
ぼく自身はこの盤以降の数枚のアルバムまで付き合ったのだが、その後はちょっとつれなくしていて、最近のアルバムは聴いていない。以前の記事にも書いたのが、声や表情があまりに堂々としていて、もう少しチャーミングな表情が欲しいからだ。もっともそのあたりの彼女の持ち味で、ハイトーンの媚びた歌い方にならないところがいいのだろう。
この盤の音源。「This Can’t Be Love」
彼女も敬愛したナットキングコールで同じ「This Can’t Be Love」
彼女のオリジナル曲「Jimmie」 アルコのベースとリリカルなピアノが美しい。
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