Max Roach & Clifford Brown in Concert!



週半ばの水曜日。仕事納めまで残すところ一週間。年越しを見込んでいた業務案件が思いの外順調に進み、今週末には完了となりそうだ。少々気をよくして今日は定時少し前に退勤。帰宅後、その気分のまま、こんな盤を取り出した。


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マックス・ローチ(1924-2007)とクリフォード・ブラウン(1930-1956)のコンビによるライヴセッション。1954年LA録音。手持ちの盤は1976年にミドルプライスで出た国内LP盤で、(おそらく)御茶ノ水ディスクユニオンで手に入れたもの。この盤は、このコンビによるライヴテイクを集めたものであると同時に、唯一のライヴレコーディングでもある。そんなこともあって今でも人気の一枚のようだ。

いつもながらのファンキーでスウィンギーな演奏が展開する。クリフォード・ブラウンのトランペットは、やや抑え気味でリリカルなプレイを聴かせるスタジオセッションと比べると、明らかにライヴパフォーマンスを感じさせるもので、整った中でもノリの良さが前面に出ている。聴きながら思わず体が前に乗り出すほどだ。同時にクインテットとしてのアンサンブル、曲の構成などが周到に考えられていて、単なる名人任せの一発プレイに終わっていない。特にB面♯1「神の子のみが知る」ではサックスのテディ・エドワーズ、ピアノのカール・パーキンス共々、熱っぽいプレイが聴ける。60年以上前のモノラル録音ながらライヴ会場の雰囲気も十分伝わる良好な音質。各楽器のバランスもよく、LAのライヴハウスの雰囲気を伝えてくれて、大いに楽しめる一枚だ。


A面#1「JORーDU」


「SUNSET・EYES」
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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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