Sonny Stitt Sits in with the Oscar Peterson Trio



ひと月前には予想していたなかったコロナ禍第6波の広がりは未だ収束の気配なく、きょうで一月も終わりだ。週明け月曜日。都内での仕事を終え、いつもの時刻に帰宅した。さて、今月最後の音盤タイム。今夜はジャズ。こんな盤を取り出した。


202201_Sonny_Stitt_Oscar_Peterson.jpg


ソニー・スティット(1924-1982)とオスカー・ピーターソン・トリオによるセッションアルバム。収録曲は以下の通り。収録曲は以下の通り。1959年パリ録音(ボーナストラックの3曲は1957年LA録音)。

1. I Can't Give You Anything But Love
2. Au Privave
3. The Gypsy
4. I'll Remember April
5. Scrapple From The Apple
6. Moten Swing
7. Blues For Pres, Sweets, Ben & All The Other Funky Ones
8. Easy Does It
-Bonus Track-
9. I Didn't Know What Time It Was
10. I Remember You
11. I Know That You Know

ジャズの編成あれこれあれど、何といっても楽しいのはピアノトリオ+ホーン、いわゆるワンホーン・カルテットだ。このアルバムはそのタイトル通り、サックスの巧者ソニー・スティットがお馴染みのオスカー・ピーターソンのトリオと組んでリラックスしたプレイを繰り広げる。名手二人のセッションによくある「火花を散らすようなセッション」ではなく、お互いを尊重するようにそれぞれのソロワークを引き立てる役どころに徹している。その結果、アルバムとしては強烈なインパクトがあるという性格のものではなく、あくまで曲とそれぞれのソロが中心だ。
とかく天才的なチャーリー・パーカーと比較されるソニー・スティットだが、この盤のようにスタンダードを肩の力を抜いてプレイする彼は、それだけで十分楽しく満足できる。


この盤の音源。バラードの「The Gypsy」


同 「I Can't Give You Anything But Love」



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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