ヴァンハル 交響曲ホ短調



立春を迎えながら少々冷え込んだ週末が終わり、今週もスタート。きょうも程々に仕事に精出し、いつもの時刻に帰宅した。ひと息ついて…音盤棚の未整理エリアにあったこの盤と目が合ったので取り出した。


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ヨハン・バプテスト・ヴァンハル(1739-1813)の交響曲ホ短調。鈴木秀美指揮オーケストラ・リベラ・クラシカによる演奏。2005年浜離宮朝日ホールでのライヴ録音。

ヴァンハルはちょうどハイドンと同世代の作曲家。ボヘミアに生まれ、ウィーンで学び、イタリアへ遊学し、またウィーンで活躍し…といった当時の典型的なキャリアを持つ。交響曲だけでも70曲を超え、その他合わせて700曲を超える作品を残したという。当時、ウィーンでも最も人気のあった作曲家の一人だったようだ。ここに収められている交響曲ホ短調はこの盤で初めて聴いた。4楽章から成る立派な古典的交響曲。第1楽章の出だしから印象的な下降音型のテーマで始まる。まるでモーツァルトのト短調やホ短調の交響曲を思わせ、テーマの展開も飽きさせないで聴かせる。第2楽章カンタービレは指定の通りよく歌う美しい楽章だ。第3楽章は定石通りメヌエットだが、アレグレットの指示もあって、やや速めのテンポで進み、悲劇性の強いメヌエットに仕上がっている。第4楽章はアレグロの指示がある8分の6拍子の急速調で、短調と長調を行き来しながらも、基調としては悲劇性が強い。

この盤にはヴァンハルの交響曲の他、ハイドンの交響曲第75番とモーツァルトの交響曲第38番「プラハ」が収められている。こうして3曲を通して聴いてみると、ヴァンハルの曲はハイドンやモーツァルトの交響曲に比べまったく遜色なく、古典的な様式感と豊かな表情に満ちた佳曲であることがわかる。鈴木秀美指揮のオーケストラ・リベラ・クラシカの演奏は、ピリオド奏法を取りながらも過度に先鋭的にならず、安定した響きで均整の取れたウィーン古典派の響きを楽しませてくれる。


この盤の第1楽章。手持ちの盤からアップ。


全4楽章


ヴァンハルの作品の中では比較的有名なコントラバス協奏曲。



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