カリフォルニア組曲



二月もきょうで終わり。年度末業務の進捗に黄信号がともり、きょう週明けの月曜日も仕事に精出した。今週から来週にかけてが山場…がんばんべえ~。 さて、ここ数ヶ月は指の不調もあって、まともにギターを弾いていなかったのだが、きのうの日曜日は久々に二時間ほどあれこれ弾いて楽しんだ。特に、楽譜を入手してからほとんど手を付けていなかったこの曲を中心にさらった。


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スペインのギタリスト・作曲家である、ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ(1961-)が1985年に作曲した「カリフォルニア組曲」。この曲に初めて接したのは十年程前。ギターを再開して間もない頃のmixiの発表会だった。あるメンバーが、まだ日本では知る人が少ない曲だと言って演奏したのを覚えている。

曲はバロック期の組曲にならった4楽章(プレリュード・アルマンド・サラバンド・ワルツ)からなる。第1曲のプレリュードなどは一聴してバッハの無伴奏チェロ組曲を模していると分かる。バロック期の組曲スタイルながら、後期ロマン派から現代ポピュラーへつながる和声を感じるなあと思っていたら、クリコヴァのCDにバッハとラフマニノフにインスパイアされた曲と記されていて納得した。現代風のポピュラリティーの強い曲で、近年人気曲の一つだ。自称中級レベル以上の輩には格好の曲だろう。


この曲を広めたといってよいクリコヴァの演奏。「プレリュード」


同 「アルマンド」
https://youtu.be/T5FOtu-elH0


同 「ワルツ」


作曲者であるホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ自身による演奏。「プレリュード」



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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