エルガー ヴァイオリン協奏曲ロ短調



週明け月曜日。きょうも酷暑の中、程々に働いた。帰宅後ひと息ついてエアコンブンブン、ブンブン丸。長期低迷マンネリブログのきょうの記事はこの盤を取り上げる。


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エドワード・エルガー(1857-1934)のヴァイオリン協奏曲ロ短調。ヒラリー・ハーン(1979-)のヴァイオリン、コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団のバック。2003年録音。最近の録音という印象だったが、もう20年近く前ということになる。一時期、オーディオ雑誌の試聴用ディスクとしてよく取り上げられていたこともあって手に入れた。

この曲はヴァイオリン協奏曲としてはもっとも長大な部類で50分近くを要する。第3楽章には超絶的な技巧も要求され、ヴァイオリニストにとっては難曲の一つだそうだ。古くはハイフェッツの録音で知られているが、このヒラリー・ハーンやナイジェル・ケネディーらの演奏でまた注目されているようになった。

第1楽章からエルガーらしい美しい和声と旋律に満ちているが、決してキャッチーで慰安的な安易さはなく、控え目な美しさと渋い大人のロマンティシズムにあふれている。特に第2楽章はその白眉だ。オケパートもやや暗めの音色と重心の低い響きでこの曲に相応しい。古典派やロマン派のヴァイオリン協奏曲はもちろん素晴らしいが、それらとはひと味違った響き、後期ロマン派末期と近代の両面を併せ持つエルガーのこの曲は、ストラヴィンスキーやベルクの協奏曲などと並ぶ傑作だろう。夏の宵に相応しい名曲名演だ。


この盤の音源。第2楽章


同 全3楽章


ナイジェル・ケネディによるプロムスでのライヴ。



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