アシダ音響ST-90-05



先週末、注文していたオモチャが届いた。

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アシダ音響のヘッドフォンST-90-05。気安く買える値段だったこともあり、しばらく前に同社のオンラインショップから注文していた。人気沸騰とのことで生産が追いつかず、到着までひと月ほどかかった。
アシダ音響というと、ぼくら世代で少々オーディオに興味を持った輩には聞き覚えのある会社名だろう。但し実際の製品となると一般民生用にはほとんど出ておらず、放送局の現場モニター等で使われる製品がほとんどだった。ぼくはかつてオーディオ雑誌で知ったフルレンジスピーカーで記憶にある。今回手に入れたヘッドフォンはそうした業務用のロングセラーをコンシューマー用にモディファイしたものとのこと。


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かつて80年代にぼくら世代が熱中したオーディオ全盛期にはヘッドフォンはサブ、アクセサリの範囲を出なかったが、今の若い世代にとってオーディオデバイスといえばヘッドフォンやイヤフォンがデフォルトだ。今回手に入れた製品は写真でわかる通り、いかにも昭和レトロかつこれ以上ないくらいシンプルなデザインで、そこが今の若い世代に受けて人気となっている様子。 音はベースとなったモニター機の特性を引き継ぐ明解なもので、手持ちのソニーCD-900STに通じる。ダイヤフラム径は40㎜。1テスラの強力磁気回路が売りのようで、低音は低いところまでしっかり出る。中高音はソニーに比べると音数の多い管弦楽曲でやや団子になる感じだが、ボーカル、室内楽、ピアノ等は問題なし。耳の上に載るタイプの密閉小型シェルで音漏れはほとんどない。深夜に内緒?!の音源を聴くにも好適だ。ヘッドバンドは樹脂製でクッションはなく、調節機能も最小限だが、本体が110グラムと軽量なこともあって装着感も問題ない。

横綱・大関・小結…三役揃い踏み
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ぼくの場合、日常的に夜半のダイニングテーブルにおいたノートPCでYouTubeなど聴くことが多いが、そのときのお供としてコンパクトで音質も及第点のこのヘッドフォンは、今まで使っているソニーに代わって活躍しそうだ。




ゼンハイザーHD599との比較。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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