干支もひと回り



令和四年神無月。
勤め人として最多忙期であった十数年前、ふとしたきっかけで始めた当ブログ。気付けば干支もひと回り。きょうから13年目。ブログ開設時、始めるにあたって漠然とした方針を立てた。一人称は「私」ではなく「ぼく」、文体は「ですます」ではなく「である」。当初はオーディオブログかギターブログにしようかと思案したが、いずれ目新しい話もなくなり更新頻度もダダ下がり、結局ありがちな、お出かけ・飯ネタ・昭和オヤジの回顧ネタあたりに収れんするだろうと予想。個人情報、プライバシーと言いながら、そうした身辺ネタを書き連ねるのもいかがなものかと思い、淡々としたあたり障りのない日常ルーチンの記録がいいだろうと考えた。

その結果、内容はもっぱら音楽に特化。<お薦め><ご紹介><解説>など、上から目線のプチ自慢、自論、うんちく披露は厳に戒める。ほとんどのことはすでに自分以外の人達は知っていると心得る。そして人生と天下・国家は語らない。時事・世評やマスコミネタも持ち込まない。日常の衣食住はごくたまに。総じてまったく個人的な<打ちっぱなしゴルフ>的与太話。まあ、そんなこんなで12年を経た次第。このブログの成り立ち等については過去何度も書いているが、年に一度の恒例ということ、以下にあらためて記しておく。


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ブログのタイトル「六弦音曲覗機関(ろくげんおんぎょくのぞきからくり)」について。由来は江戸時代の歌舞伎外題による。河竹黙阿弥が江戸末期の文久二年に作った勧善懲悪覗機関(かんぜんちょうあくのぞきからくり)という世話物狂言がある。今ではほどんど上演されないが、この外題が妙に新鮮で拝借した。この外題に6本の弦を持つギター=六弦と音楽=音曲とをくっつけたタイトル。「覗機関」はそれらにまつわるハード・ソフトのあれこれ…ですかね。

以下はブログの右側にあるカテゴリー選択で選べる記事の分類。カテゴリーを選ぶとその分類の記事が順番に出てくる。画面の下までいくと<次のページ>が選択できるので、そこをクリックすると更に過去の記事へ飛ぶ。このブログの基本はクラシックを中心とした音盤回顧の記。従ってクラシック分野のカテゴリーだけは雑誌やCD・レコードの分類慣習に従い、ゆるく分けている。

ギター全般
ブログタイトルである六弦=ギターについての記事。多くはギターのレコード・CDを聴いてのアレコレ。
楽器談義
自分の楽器や友人の楽器の紹介、楽器弾き比べ、ギター製作家の工房訪問記など。ギター工房訪問記でこれまで登場したのは、田邊雅啓、西野春平、松村雅亘、廣瀬達彦、一柳一雄/邦雄、中山修、野辺正二、庄司清英。
◆演奏録音
下手くそな演奏をアップ。mixi仲間との内輪の発表会での記録や自宅内での録音、チェロ、フルートとのアンサンブルなど。
◆指揮者
好きな指揮者、気になる指揮者など、オーケストラ作品を指揮者への興味から取り上げたもの。オーケストラ曲を聴いていると、どうしても指揮者の解釈、オケのコントロールといったところに興味が行き着く。
―以下はクラシック音盤の一般的分類に従ったカテゴリー分け-
◆交響曲
◆管弦楽曲
◆協奏曲
これら三つの分類は、指揮者による分類よりは曲そのものへの興味から取り上げたもの。協奏曲の場合は曲自体とソリストへの興味もある。
◆室内楽
二つ以上の楽器よるアンサンブル。
◆器楽曲
ピアノ独奏、ヴァイオリンやチェロの無伴奏。
◆声楽曲
いかに声楽ジャンルを聴いていないかが分かる。バッハのカンタータも中々進まない。
クラシック一般
クラシックは上記のジャンルで分類しているが、この分類はそうしたジャンルに入れられないもの、あるいは話のついでにクラシックのことを記したものなど。
ジャズ・フュージョン
ジャスやフュージョンも好きでよく聴いている。お気に入りの音盤紹介。ジャズウーマンのジャケ買いもしばしば。
ポピュラー・洋楽ポップス
ポピュラー全般、ロック、映画音楽など。
◆歌謡曲・邦楽ポップス
本当はもっと書きたいカテゴリー。手元には昭和歌謡のドーナッツ盤約200枚、LPも100枚ほど有り。
オーディオ
5年前にアキュフェーズのフルセット導入でアガリ。だが、中々フルボリュームで聴く機会がない。
◆日々の出来事
日常のあれこれ。コンサートの記録など。
◆北欧
2003~2006年に仕事で何度か行った北欧の思い出。現地オーケストラ体験など。ネタはまだあるが、重い腰が上がらない。


…というわけで、きょうから13年目。
記事には書いていないが、他に注力したい事柄もいくつかある。勝手に設定した健康寿命残り20年も確実に減っていく中、積み残しの作業に着手した方がいいのではないか…、それに音楽の感想であろうと、日々の出来事、回顧であろうと、自分の心のうちに置いておけばいい話。せっせと書いて公開することに意味などないだろう…、そんなことを思いつつ、どうしようかと思案していたのだが、結局こうして13年目の更新開始。まあ、この調子でのらりくらり継続しようかと、軟弱な結論先送りとなった次第。さて、これからどんな塩梅になりますか… 引き続きどうぞよろしく!


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プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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