熱帯ジャズ楽団@高崎



先週末は隣り町高崎で行われた熱帯ジャズ楽団のライヴへ足を運んだ。


202210_Tropical_Jazz_Band_Takasaki.jpg


この時期恒例の高崎音楽祭。今年で33回目。毎年魅力的なプログラムが集中して開かれる。今年も多様なジャンルの注目アーティストが揃い、チケットも早々に売切れになったものも多いようだ。ぼくが選んだのは「熱帯ジャズ楽団 with 南国(トロピカル)ディーヴァ」と題されたライヴ。タイトル通り、熱帯ジャズ楽団と二人のディーヴァ、オルケスタ・デ・ラ・ルスのNORAと夏川りみという組み合わせ。NORAがメインヴォーカルを務めるオルケスタ・デ・ラ・ルスはそもそも熱帯ジャズ楽団の母体ともいえる存在なので不思議はないが、ゆったり癒し系の夏川りみと、ノリノリ・ラテン系の熱帯ジャズ楽団とのコンビネーションがどういうものなのか、まったく想像が付かなかった。

蓋を開けてみれば、アッと驚く夏川りみの上手さと器用さ。軽快にスウィングするジャズも、アップテンポのラテンも難なく歌いこなす。もちろん「涙そうそう」も外せないが、こちらもラテン調のバックが違和感なく素晴らしい出来映えだった。NORAはもちろん水を得た魚。サルサで大人のラテンをたっぷり聴かせてくれた。
熱帯ジャズ楽団はデヴューした1995年当時から好きなバンドでCDも何枚か手元にある。高崎も度々訪れていて、最近では2018年にも聴いている。バンマスのカルロス菅野はじめ、中路英明、青木タイセイ、高橋ゲタ夫らベテラン勢も健在。腕利きのメンバーを揃え、日本のラテンビッグバンとしていは唯一無二の存在だ。

いつ、何を聴いても最高に楽しめる熱帯ジャズ楽団。ぼくも含め年齢層高めの聴衆も、アンコールのお約束「September」ではスタンディングの大団円。昼間降り続いた冷たい雨を吹き飛ばすかのような楽しいラテンライヴだった。


現行メンバーによるフルーノート東京@南青山でのライヴの様子。高崎芸術劇場大ホール@群馬も負けてはいませんでした!


オルケスタ・デ・ラ・ルスNORA


ライヴのアンコールでお約束の「September」



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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