パク・キュヒ(G)のナクソス盤



三月最初の週末金曜日。今週は中々頑張って仕事に精出し、年度末納期の案件も何とかなりそうな見込みになった。やれやれ… さて、ちょっと気分の軽くなったところで、今夜の「盤ごはん」は久々にこの盤を取り出した。


202302_Kyuhee_Park.jpg


パク・キュヒ(1985-)が2010年のバリオス国際コンクールと2012年のアルハンブラ国際コンクールに優勝し、それを祝して2013年に録音されたもの。収録曲は以下の通り。

D.スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.178(パク・キュヒ編)
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.32(パク・キュヒ編)
D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K.14(パク・キュヒ編)
ディアベッリ:ソナタ ト長調(ジュリアン・ブリーム編)
バークリー:ソナティナ Op.52-1
マラツ:スペイン風セレナーデ(タレガ編)
バリオス:森に夢見る
バリオス:ワルツ第4番 Op.8-4
ロペス=ロペス:印象と風景

バロック後期のスカルラッティ、古典派ど真ん中のディアベリ、時代下ってスペイン情緒たっぷりのマラッツと近年ますます人気のバリオス、そしてぼくも大好きなバークレイのソナティナ。中々よいプログラムだと思うのだが、どうだろう。

パク・キュヒは当地にも何度か来演している。数年前には群馬交響楽団とのアランフェス協奏曲も聴いたが、キレにいい技巧と素直な解釈で好印象だった。このアルバムでもスカルラッティで重要な細かな装飾音をまったく不自然さを感じさせずに聴かせ、バリオスの「森に夢見る」では得意といわれる粒の揃ったトレモロを披露している。バークレイのソナティナはそう大きくはないが三楽章形式の古典的なフォーマットに近代的な感性を閉じ込めた佳曲。特に第1楽章の闊達な曲想、第2楽章Lentの静かな抒情が美しい。ここでもパク・キュヒの素直な解釈が奏功し、新古典風の曲想にぴったり。 クラシック音楽は聴くがギターには馴染みが少ないという向きや、ギター愛好家で彼女の演奏にまだ接していない輩に、このナクソス盤は手頃で好適なアルバムだ。


この盤の音源。バークレイのソナチネ第1楽章。


この盤にも収録されているスカルラッティのソナタイ長調K.178 



パク嬢、亜美嬢他、若手、ベテラン入り乱れての爪談義



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