カーメン・ランディ「Love Me Forever」
月があらたまって令和五年卯月四月。新年度スタート…と思いながらも変わらぬルーチン、音盤タイム。今夜はジャズ。こんな盤を取り出した。

ブラックビューティー、カーメン・ランディ(1954-)の盤。この盤は彼女がJVCと契約していた時期の2作目で1997年の録音。ライナーノートをあらためてみると1954年11月1日生まれとあった。まさに同世代。この盤以前にすでに何枚かのアルバムを出していたようだが、日本で知られるようになったのはこの盤のリリース時期、90年代後半からではないだろうか。歌手としては遅咲きというところだろう。この盤ではジャズのスタンダードの他にソウルのスタンダードも何曲か入っていて、いわゆるブラックテイストを強く感じさせる曲もある。
アレンジもいかにもコンテンポラリーな仕上がりで刺激に満ちた仕上がりだ。今や彼女は、カサンドラ・ウィルソンやダイアン・リーヴスらと並ぶジャズ界の大御所になりつつあるようだが、かつてのサラヴォーン、エラ・フィッツジェラルド、カーメン・マクレイらの時代とは明らかに違う新しさを感じる音楽だ。
この盤の音源 「When Your Lover Has Gone」
同 「You're Not In Love」
カーメン・ランディ自身によるギター弾き語り
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