トルトゥリエ バッハ チェロとハープシコードのためのソナタ


今週末は土・日・月の三連休。いつもなら少々憂うつになるサザエさんシンドローム以降の日曜の宵も幾らか心穏やかだ。夜更けて取り出したのは、先日も取り上げたポール・トルトゥリエの盤。今夜はバッハ;チェロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)とハープシコードのための3つのソナタBWV1027~1029を取り出した。


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この盤も先月ミニ特集をした60年代国内盤LPの1枚だ。トルトゥリエの録音の多くはEMIレーベルで、70年代以降の国内盤は東芝の取扱いとなったが、この盤はまだ日本コロンビアから出ていた時期にあたる。60年代半ばの盤は一様に材質が分厚く重い。そして今でもノイズの少ないいい音を奏でてくれる。まだまだレコードは高価で貴重な品だった品だった時代で、それゆえにコストも手間もかけて丁寧に作られていた。その後70年代、特にオイルショック以降の70年代半ばからレコードが終焉を迎える80年後半に向け、レコードはどんどん薄くなり、録音技術のデジタル化と相まって、何となく実在感の乏しい軽薄短小的なアイテムになっていった。
さてトルトゥリエのバッハだ。いつもながら彼のチェロの音色は明るく華がある。無伴奏チェロ組曲と異なり、チェンバロと伴って多彩は曲想を展開するのに相応しい音色だとう。決して技巧派でならした人ではないので、時折やや音程があやしいところもないではないが、それも音楽的な音程(緊張と解決に伴う音程の取り様)を重視してのことだろう。テンポはおおむね速めだが、第2番の第3楽章アンダンテや、第3番のアダージョ楽章では、ゆったりとよく歌っている。名手ロベール・ヴェイロン・ラクロアのハープシコードも速い楽章では華麗な装飾音も交えながら、明るく華やかにトルトゥリエのチェロを引き立てている。

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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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