トローバ…鋭意練習中!



モレノ=トローバの「ソナティナ」。その第一楽章をさらい始めてひと月程になる。


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60代終盤に至り、今更ながら初めてトライしたトローバのソナティナ。トータルでの練習時間は定かでないが、弾き始めてしばらくして、何とかモノになりそうな感触があったので練習を継続することにした。但し、左手人差し指の不調もあり、一部の音を省略したり運指も変えた。例えば…


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出だし2小節目にある低音のパッセージ。全曲を通してこの曲を印象付けるモチーフだが、これを指定通り5ポジションで取ると、ぼくの場合は右手小指の打音(ハンマリング)が十分にできないため、2ポジションに変更。


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es-f-aの和音で小指の拡張が十分にできないため変更。ここはes-fの響きが面白いところだが仕方なくfを省略した。6弦でfをとる版もあって、セゴビアも壮年期の演奏がes-f-aで、晩年の演奏では6弦f-es-aとしている。fを入れたい気持ちはわかるが、ここはes-fの2度の響きでないと本来の感興はないと感じる。


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そのあとC2で取る和音もちょっと弾きにくい。指の不調がなければそのまま弾きたいところだが、ひとまず妥協して内声のaを省略。最上声にメロディーのaがあるのであまり影響ないかと判断。これでC3となって左手は楽になる。


…と勝手な変更をしつつ3週間程練習を重ねた頃、まあまあ暗譜も出来たしと思ってスマホで録音。安全運転のテンポで通してみたが案の定、何箇所かで暗譜があやしくなって止まってしまった。その他、左手人差し指の痛みでセーハや押弦が緩くなったり、フレーズの途中にポジション移動が入ってしまったりと、ダメダメ連続のトライアル。練習途上のお粗末というこでご容赦の程を。



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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