チョイと宅録 E・シャンド「Meditation」



少し前からさらっていたトローバのソナティナ第1楽章。その後なんとか望むテンポで通して弾けるようになり、雑な仕上げながら早々に次の課題曲を検討中。そのままソナティナの第2、第3楽章にいくか、他の曲にいくか…。そんなことを考えながら合間にアーネスト・シャンドの小品をつまみ食いという毎日だ。きょうは先回弾いたシャンドの2曲に続く曲として、この曲を弾いてみた。


202307_Shand_Meditation.jpg


一年前からご執心のアーネスト・シャンド(英1868-1924)の作品69-2。「Meditotion」と題された1分半程のごく小さな作品。ニ長調4分の3でA-B-Aのもっともシンプルな三部形式。A部では1弦上の旋律が6度下の3弦を伴って穏やかに歌われる。1弦と3弦で取る6度音程は、ギターの響きのうちもっとも効果的で美しい響きの一つだと思う。B部ではイ長調に転じ、フレーズ全体が少し活発になり、ディミニッシュコードを使ってフレーズの緊張とその後の解決をうまく導いている。

シャンド作品の中では技術的にはやさしい部類に入る。中級以上の人なら初見で通せるだろう。 明るく穏やかな曲想で、Meditationという副題ほど深く瞑想する気配はない。「音楽作り」などと称して感情移入せず、テンポや強弱等そのときの気分でサラっと弾きたい。楽譜はIMSLPのこちらで。2曲から成る作品69の2曲目が「Meditation」1曲目のGavotteも愛らしい佳曲。そちらも近々録音してみよう。


今回はスマホではなく、以前から使っているレコーダ(ZOOM社Q2n-4K)で録った。



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今、一押しがデンマークのHenrik & Fredelic Rungの親子の作品🎵
私はギターのブルグミューラーだと思っています😃
楽譜はリシェルコレクションにもIMSLPにもあります🎵


プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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