平賀マリカ「BATUCADA」



台風接近の中、お盆休みもそろそろ終わりかな…。仕事をリタイアしてからすっかり世間にも疎くなってしまった。 さて、きょうはリラックスしてジャズ、いやボサノヴァ。取り出したのはこの盤だ。


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平賀マリカ(1956-)の3枚目のアルバム「BATUCADA」。音盤買い出しの際に思わずジャケ買いの一枚。だいぶ前にも一度記事にしたことがあった。2008年録音。一部を除きニューヨークで録られている。収録曲は以下の通り。豪華ミュージシャンが参加し、ジャズ・ボッサの定番曲が並ぶ。

1. バトゥカーダ with マルコス・ヴァリ
2. イパネマの娘
3. マシュ・ケ・ナダ
4. ブリッジズ (トラヴェッシア)
5. ワン・ノート・サンバ
6. アントニオズ・ソング with マイケル・フランクス
7. ギフト (リカード・ボサ・ノヴァ)
8. ラブ・ダンス
9.ウェイブ
10. ライク・ア・ラヴァー
11. トリステーザ
12. ソー・メニー・スターズ
13. ザ・サウンドレス・ソング

ボサノバというとジャジーな都内的なイメージがある一方、そのオリジンであるブラジルの土の匂いも感じる側面もある。演奏やアルバムコンセプトもその両軸のいずれに軸足を置くかで印象が異なってくる。この盤は完全に前者。ジャズテイストをベースに、ときにはスローロック風の味付けもあって垢抜けたモダンな都会の響きに仕上がっている。平賀マリカのヴォーカル云々の以前に、一流どころのバック陣とそのアレンジが秀逸。これだけセンスのいいバックで固めれば、大概の歌は上手く聴こえそうだ。バック陣が聴かせる間奏の軽いアドリブプレイも楽しみの一つ。 蒸し暑い夜の音盤タイムには、こんな涼やかにリラックスできる盤がベストだ。


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このアルバム全曲の再生リスト。タイトルチューンの「BATUCADA」で始まる。BATUCADA=ブラジル・サンバのサブスタイルとのころ。男性ヴォーカル:マルコス・ヴァリとのデュオで軽快に歌う。重低音ブリブリの録音も痛快。


昨年2022年1月六本木サテンドールでのライヴ。1分過ぎから演奏開始。平賀マリカは17分30秒過ぎに登場。



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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