デ・ラローチャ グラナドス 組曲《ゴエスカス》・組曲《ロマンティックな風景》


週半ばの水曜日。昨日まで晴天から一転雨の一日。しかも気温が15℃前後と11月下旬並み。帰宅後も思わずストーブを出そうかと思ったほどだった。明日はまた25℃まで上がり夏日復活。季節が何ヶ月か行ったり来たりしながら、次第に秋も深まるか。 二晩続けてギターの響きを楽しんだが、今夜はそのギターとも縁の深いスペインの音楽を聴くことにした。以前も一度取り上げたスペイン生まれの女性ピアニスト;アリシア・デ・ラローチャの弾くエンリケ・グラナドスの作品集だ。


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70年代初頭にリリースされたこの2枚組の盤には、グラナドスの代表作である組曲《ゴエスカス》と組曲《ロマンティックな風景》が収められている。確かこの盤も出張先の大阪梅田の中古レコード店で安く買い求めた。ゴヤの絵をあしらったジャケットが中々ノスタルジックでいい感じだ。ぼくらのようなクラシックギター弾きにとってグラナドスやアルベニスといったスペイン近代の作曲家は、クラシックの作曲家の中で最も馴染み深い作曲家群だ。グラナドスの作風は、ショパンやシューマン、リストなどロマン派の保守本流的要素とスペイン的な民族色とを兼ね備え、更にそこへフランス印象派のエッセンスがちちばめられている。こう書くといささか散漫な作風のように思われるが、これらのごった煮というわけではなく、曲によって作風がシフトするとでも言ったらいいだろうか。組曲《ゴエスカス》は、甘美なロマンティシズムというよりは、内省的でほの暗い側面が強く、組曲《ロマンティックな風景》はその名の通り抒情的で、優しさと憧れに満ちている。以前取り上げた、トゥリーナレスピーギなど、同じ近代ラテン系作曲家と比べると明らかに内省的で静けさの勝る音楽だ。これからの季節に聴くのに相応しいかもしれない。

グラナドスの作品のうち、有名なスペイン舞曲や歌曲のいくつかが古くからギター用に編曲されていて、ギター弾きにとって大切なレパートリーの一つになっている。YouTubeにも多くの演奏がアップされているが、歌曲集「トナディーリャス」の中の「ゴヤの美女」をイタリアの名手;ステファノ・グランドーナが弾いている演奏があるので貼っておこう。




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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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