カラヤン&BPO ブラームス第四(1963)



オーディオセットを現在のセットアップにして6年になる。勇んでアキュフェーズのセパレートから中位モデルを選んだのはいいが、その後こちらの気力減退もあって、灯を入れる機会はあまり多くない。思えば十代から二十代の頃、自作箱に入れたフルレンジスピーカーと駄球を使った自作アンプで聴いていた頃が時間も熱意も格段に上だった。まあ、仕方ないことだけれど…。さて、ため息をつきながらも気を取り直し、変わらず秋色ブラームス。取り出したのはこの盤。


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巨匠の時代を象徴するブラームス交響曲ボックスセットのいくつか
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カラヤン指揮ベルリンフィルによるブラームス交響曲第4番ホ短調。1963年録音。取り出した盤は昭和45年・1970年に出たLP盤ボックスセット。6000円の定価表示がある。高校生のバイトが一日1000円だった時代。随分前にリサイクルショップのジャンク箱からワンコインで救済してきたものだが、状態のよい拾い物だった。

セッション録音、ライヴ録音合わせて多くのブラームス 演奏を残しているカラヤンだが、ぼくら世代が音楽を聴きだした70年代は、60年代初頭に行われたベルリンフィルとのこのセッション録音がデフォルトの選択肢だった。第1番から第4番まで、いずれも重厚で分厚いべリリンフィルの音色とカラヤンのレガートでロマンティックに軸足を置いた演奏は、アンチ・カラヤンを生みながらも多くの愛好家に聴かれた。 この演奏に今更ながら付け加えるべきこともない。久しぶりに針を降ろしたが、最初から最後まで充実したブラームス。一言居士からはひと言ありそうなところもあるが、今のぼくには何の不満もない。

実はきょう聴き始めてすぐ、ダイヤトーン2S-305から出る第1ヴァイオリンの音がややヒステリックに聴こえきた。こんな録音だったかなあと思いながら、例の小型スピーカー(Falcon_Acoustic社のQ7)につなぎ替えてみたら一変、マイルドで良いバランスになった。もちろん小型ゆえ低音に限界はあるが、わずかに聴こえてくるコントラバスの基音を脳内補正しながら聴いていると、ほとんど不満なく聴ける。中高音が張り出し気味の2S-305のキャラクタからすれば当然の結果だろう。実際、のちに家庭用として販売された2S-305Dではツイータ用のアッテネータが装備されたことからもうなづける。

オーディオマニアという自覚はまったくなく、部屋いっぱいに機器を並べるのはもっとも避けたい状態だが、中々これ一つで万全とはいかない。ああでもないこうでもない…日々悩みは尽きない。まあ、呑気な悩みだが。


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この盤の音源。全4楽章


70年代に録られた映像作品。


指揮者なしでの第2楽章の演奏。聴きどころの副主題は3分34秒~、7分30秒~。
2004年にダヴィド・グリマル(Vn)が結成した「レ・ディソナンス」というオケ。



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