C・テデスコ ギター二重奏曲集



少し前の長期予想では暖冬傾向とのことだったが、今週初めから滅法寒い。ついこの間の夏日はどこへいったのか。まあ、この時期に夏日がある方がおかしいのだろうが…。 さて、週半ばの木曜日。きょうは久しぶりにギターの盤を取り出した。


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イタリアの作曲家マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)が2台ギターのために書いた作品を集めたナクソス盤。2007年録音。テデスコはぼくらギター弾きには馴染み深い。ギター協奏曲、詩の朗読に付した「プラテーロと私」、いくつかのギター独奏曲の中ではカプリツィオ・デアボリカ、タランテラあたりがまず頭に浮かぶ。ギター曲以外にも多くの作品を残していて、後半生には映画音楽の作品も多い。この盤には2台ギターのための作品からソナティナ・カノニカと平均律ギター曲集(2台ギターのための24の前奏曲とフーガ)のうち前半の12曲が収められいる。


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曲はテデスコの作風がよく出ていて、ときに新古典主義、ときにロマンティック、ときに民族的要素も現れる。ソナティナ・カノニカは程々の近代的和声にのせて耳に心地よいメロディーが続く。バッハへのオマージュといわれる24の前奏曲とフーガもギターのさまざまな技巧や特徴的な音形が仕組まれていて、1曲1曲がそれぞれに特徴的で美しい。
演奏しているのはブラジル・ギター・デュオという二人組。写真の風貌からするとノリノリのサンバでも弾き出しそうだが、この盤では実に落ち着いた曲の運びでクラシカルな演奏をしている。ライナーノーツによると使用楽器はセルジオ・アブリュー製ギター。音もすこぶる美しい。ギターといえばアルハンブラや魔笛、アラビア風を連想していたかつての時代とは違い、昨今はジャンルにとらわれない作品も多数出てきているが、半世紀以上前にこうした斬新かつ多彩な曲を作っていたことは驚きでもある。通俗名曲や手垢にまみれたギター曲に飽き足らない向きにはお薦めの1枚だ。


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ソナティナ・カノニカ。美しい第2楽章シチリアーノは4分過ぎから。そして終楽章はスパニッシュなファンダンゴが続く。


この盤のブラジル・ギター・デュオによるソナティナ・カノニカはこちら⇒
https://youtu.be/iaOn4FclOYk


この盤のブラジル・ギター・デュオによる演奏。第7曲:嬰ハ短調の前奏曲とフーガ。



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