ウィントン・ケリー「Kelly Great」



久しぶりにジャズ。取り出したのはこの盤。


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ウィントン・ケリー(1931-1971)の名盤として名高い「Kelly Great」。トリオとしてのメンバー、ベースのポール・チェンバース、ドラムスのフィリー・ジョー・ジョーンに、リー・モーガンのトランペットとウェイン・ショーターのテナーサックスが加わっている。1959年NY録音(モノラル)。手持ちの盤は70年代終わりにミッドプライスで出た国内盤。収録曲は以下の通り。

Side A
1. Wrinkles
2. Mama "G"
Side B
1. June Night
2. What I Know
3. Sydney

かれこれ20年以上前になるが、一時期お茶ノ水辺りに通い、ジャズ名盤案内といった類いの本を頼りにレコードを買い集めていた時期があった。この盤もそんな折に手に入れたのだろうが、ガイドブックのおすすめだったのか、わかりやすいジャケットに惹かれたのか、はっきりした記憶はない。針を降ろすのも、曲や演奏の記憶もないほど久しぶりだ。

ウィントン・ケリーはハード・バップ時代を代表するピアニストの一人だが、ゴリゴリした重量感とは無縁で、軽快でインスピレーションに富んだプレイをするというのが定説となっている。この盤は収録曲5曲のうち、A-1.WrinklesとB-2.What I knowがブルース、そしてB-3,Sydneyがブラックテイストのスローで、それのいずれもやや土臭い(アーシー)な雰囲気で、およそ今風のオシャレなカフェに似合いそうな曲想ではない。しかし、商業ベースから離れて、当時のバッパー達が「地」でいく雰囲気はこんな感じなのかもしれない。
一方でウェイン・ショーターのオリジナルA-2.Mama"G"や、ポップチューンをウェイン・ショーターがアレンジしたB-1.June Nightは、彼らしさが前面に出て、モダンで斬新な響きでハードな仕上がりになっている。
何気ないポートレートのジャケットだが、ウィントン・ケリーのオリジンとあらたな方向性とを併せもつ、名盤の名に恥じない録音だ。


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この盤の音源。「Mama"G"」


同 「June Night」



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