マヌエル・バルエコ「イタリアン・クラシック」



少し前に聴いたバルエコのギター。その続きで、きょうはこの盤を取り出した。


202312_Barrueco_Italian.jpg


70年代半ばから米国で評判が広まり、1978年から80年にかけて録音された「マヌエル・バルエコの芸術」と称する三枚のアルバムでデビューを飾ったマヌエル・バルエコ(1952-)。先日聴いた「スペイン・リサイタル」に続き、きょうは「イタリアン・クラシック」を題された盤を取り出した。その題名通り、バロックから古典期のイタリアの作曲によるギター曲(編曲を含む)が並んでいる。録音は1980年。収録曲は以下の通り。

Side1
D.スカルラッティ(バルエコ編)
 ソナタ ニ長調 K.490/ソナタ ホ短調 K.202/ソナタ ホ長調 K.380
 ソナタ イ長調 K.208 /ソナタ イ長調 K.209
チマローザ(ブリーム編)
 ソナタ ニ長調 /ソナタ イ長調/ソナタ ロ短調

Side2
パガニーニ(バルエコ編)ソナタ イ長調 作品3-1
M.ジュリアーニ 「スペインのフォリアによる変奏曲」作品45
パガニーニ(バルエコ編)ソナタ ホ短調 作品3-6
M.ジュリアーニ 「英雄ソナタ」 作品150

イタリア生まれスペイン育ちとも言えるスカルラッティの作品は古くからギターに編曲されてきた。ここではバルエコが現調のままアレンジした版により、モダンギターらしい音色とキレのいい技巧で、スカルラッティで聴かせどころの装飾音も鮮やかにこなしながら弾いている。 ジュリアーニの二つの曲「スペインのフォリアによつる変奏曲」と「英雄ソナタ」は、ぼくも大のお気に入りの曲で、時々楽譜を広げて格闘することがある。ジュリアーニらしいギターの特性を使った技巧的なパッセージももちろんだが、ときにやや単調なジュリアーニの和声感もこの2曲は中々充実していて、弾いていて楽しく、うまく弾ければ演奏効果も高い。もちろんバルエコは完璧だ。

バッハと同年生まれのD.スカルラッティに始まり、古典・初期ロマン派のパガニーニやジュリアーニまで中々楽しめる選曲。今や大御所バルエコの若き日の記録として貴重な録音だ。


■ 最後までお読み頂きありがとうございます ■
■↓↓↓ランキングに参加しています↓↓↓■
■↓↓ バナークリックにご協力ください ↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村



スカルラッティのソナタ ホ長調 K.380


ジュリアーニ「スペインのフォリアによる変奏曲」作品45


ジュリアーニ「英雄ソナタ」 OP.150



■ 最後までお読み頂きありがとうございます ■
■↓↓↓ランキングに参加しています↓↓↓■
■↓↓ バナークリックにご協力ください ↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
音楽とクラシックギターに目覚めて幾年月。道楽人生成れの果てのお粗末。

カレンダー
03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
月別アーカイブ
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)