さらば!アキュフェーズ



2017年秋から6年間付き合ったアキュフェーズのセットに別れを告げた。
6年前に生涯使い続けるつもりで手に入れたアキュフェーズ。正確で忠実で信頼性も高く、文句をつける点は何もなかった。では、なぜ?


202401_Accuphase.jpg


「面白みに欠ける」…随分勝手な言い分じゃないかと、我ながら呆れたのだが、一旦そう思い始めると、もはや修復は困難だった。いじいじ考えていても時間ばかりが過ぎる。残された健康寿命は長くないのだ。「もうだめだ。別れよう」。 意を決して秋葉原の中古専門店に電話を入れた。 引き取りに来た店の担当者がつぶやいた。「アキュフェーズを手放す方は、みな同じことを言いますね」…げすな例えでナンだが…才色兼備で人柄もよく、丈夫で長持ち、そんな理想の伴侶を自ら手放す。まあ、アキュフェーズあるあるらしい。

アキュフェーズの後釜をどうするかで思案した。
まずアンプの形式はセパレートではなくプリメインとする。大きな理由はないが、プリメインという形式が潔くて好きだからだ。次の条件は重量。アキュフェーズをドナドナした理由の一つはパワーアンプの重さだった。40キロ超はもはや手に負えない(まあ、買う前から分かっていたことだが)。入れ替えにあたって20キロを超えるようなものは除外する。
それとフォノイコライザが程々に充実していることも条件でMCポジションも欲しい。また今後のメンテナンスを考えると、トランジスタアンプならば半導体素子とその使い方が一定水準に達した70年代後半以降のもの、さらに代替部品の調達が難しいマイコンを使っていないもの、ボリュームの感触が悪化することからリモコン付は除外…と、条件を重ねていくと結局、80年前後の国産プリメイン中上級機がターゲットとなった。有力候補となりそうな機種のうち、ヤマハA-2000、ラックスマンL-570(アキュフェーズを迎える前に使っていたなあ)、サンスイの大き目のもの等は重量制限で選外となった。そして何より、見た目が重要だ。



IMG_5381.jpg

IMG_5382.jpg

IMG_5383.jpg

IMG_5384.jpg


他の世界同様、行きつくところは骨董・ヴィンテージ。年月・時間を金で買うというセオリーだ。工業製品に骨董という概念はないだろうから、求めるところは程々のヴィンテージ感。80年代はそこまで味わいを醸す時期ではないかもしれないが、先の理由もあってあまり古いものは避けた。そんなメガネでネットを眺めていると、折よく程々のヴィンテージ感をもったセットがあったので速攻で手に入れた。アンプは80年代前後の国産機マランツPM-5、CDプレイヤーはCD黎明期製品の系譜REVOX_B226。重量20キロ以下のプリメイン、CDは古めのフィリップス・スウィングメカ…あたりが選定基準。

マランツの全盛期は完全米国時代の60年代までだろう。70年代以降はいくつかの日本メーカーやフィリップスの間で翻ろうされた感がある。このアンプもデザインこそ往時の名器Model_#7をイメージさせるが(そこが選んだポイントでもあるのだが)、中身は国産メーカー製アンプそのもの。熱心なマランツマニアからすれば、なんちゃってマランツというところだ。
https://audio-heritage.jp/MARANTZ/amp/pm-5.html

幸い下記サイトでサービスマニュアルも手に入った。
(国内外含め、かなりの数の取説and/orサービスマニュアルがある。国内製品と型番が違う場合もあるので注意)
https://www.audioservicemanuals.com/
マランツPM-5
https://www.audioservicemanuals.com/m/marantz/marantz-pm/459796-marantz-pm-5-service-manual

回路図もあるしバイアスの調整値も出ているので当面困らないだろう。フォノイコライザはディスクリートで程々に力が入っているようだ。スピーカーのプロテクションには東芝の専用ICが使われている。このモデルの特徴であるLEDを並べたレベル表示は、この頃から80年代前半、液晶や蛍光表示管が安く使えるようになるまで家電でも盛んに使われた。またA級とAB級の切り替えが付いていて、切り替えると20Wまでの実用域でA級動作する。これも当時の国産アンプによくあった。放熱板はやはり当時の流行りでヒートパイプが使われている。A級に切り替えると一気に発熱量が増えるようで、ヒートパイプから中の熱媒体が蒸発する音がシュワシュワと聞こえてきて少々不安になる。その他の作りはいたってオーソドクスのようだ。

音はどうか…
ぼく自身は家庭用オーディオの95%以上はスピーカーで音が決まる、アンプやCDプレイヤーでそうそう音は変わらない(ましてやケーブルで…)と考えているので、入れ替え後の音に不満も違和感もほとんどない。心配していたアンプのSN比と残留ノイズも及第点だ。アンプもCDプレイヤーも昨年末に揃ったばかりで、あまり詳細に検分はしていない。いずれ個々にインプレッションを記事に残しておこうと思っている。


■ 最後までお読み頂きありがとうございます ■
■↓↓↓ランキングに参加しています↓↓↓■
■↓↓ バナークリックにご協力ください ↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
音楽とクラシックギターに目覚めて幾年月。道楽人生成れの果てのお粗末。

カレンダー
03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
月別アーカイブ
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)