サウンドバーガー



随分前に手に入れながら長らく放置状態だったオモチャをようやく箱から取り出した。


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オーディオテクニカ製のレコードプレーヤー「サウンドバーガー」。一昨年、2022年秋にネットで限定発売され、その後昨年春からレギュラー商品としてラインナップされた。ぼくら世代以上の中には80年代に目にした輩も多いだろう。今から42年前の1982年に発売されたサウンドバーガー。カセットウォークマンで一世を風靡していたソニーもほぼ同時期に、カセットテープに続きレコードも屋外に持ち出そうというコンセプトで「フラミンゴ」というポータブルレコードプレイヤーを発売した。リニアトラッキングを採用した「フラミンゴ」はその名が体を表わすように直立使用も可能で、見た目にもユニークな製品だった。

ソニー「フラミンゴ」
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若い世代に昭和時代の歌謡曲・ポップスが注目され、同時にそのメディアであったアナログレコードがちょっとしたブームになっていることは知っているが、実態はどの程度のものか。今の若者とってはレコード盤はレトロ感と見知らぬ新しさを兼ね備えた、中々魅力的な「モノ」ということだが、ぼくのようにレコードで音楽に親しみ、それを引きずっているものにとっては、その辺りの実態・実感がよくわからない。しかし、このサウンドバーガーのような製品が40年の年月を経て復刻され、ネット販売では瞬時に売り切れとなり、その後レギュラー化される様子などみると、確実な需要があるのだろう。

40年前の復刻ではあるが、今どきの製品らしく、外部機器との接続にはライン出力に加え、Bluetoothが備わっている。セットアップを終え、ライン出力でアンプに接続して鳴らしてみると予想外の音質で驚いた。そもそもアンプを通してスピーカーからいつも聴いているレベルの音量で鳴らせるとは思わず、プレイヤーがポータブルならアンプやスピーカーもデスクサイドで聴く程度のコンパクトなものが相応だろうと思っていた。ところだどっこい、アンプのボリュームを恐る恐る上げていくと、破綻することなく鳴る。歪みっぽさはなく、無音溝のトレースノイズも不快なゴロゴロ音も気になるほどではない。もちろん中高音のレンジ、分解能はまともなプレイヤー・カートリッジには及ばないので、女性ボーカル高音域のスカッと抜ける感じや、オーケストラ弦楽部の絹糸のような冴え冴えとした音色は望めない。がしかし、オモチャ感100%の見た目から想像するよりは遥かにまともな音だ。フルボリュームで鳴らしたスピーカーから出る音を聴いたら、おそらく多くの人は「いいんじゃない!」と返答する気がする。何の前提もない若い世代の、ともかくレコードとやらを聴いてみたいというリクエストに応えるには十分だ。もちろんぼくら世代でかつてレコードの親しみながらその後疎遠になっている輩も、こんな小道具とBluetoothスピーカーやヘッドフォンで久しぶりに古いレコードを聴いてみるのもいいだろう。


サウンドバーガーのライン出力からZOOM社のレコーダーQ2n-4Kに入力して録音してみた。


渋いブラームスもいけるぞ!


How to use SOUND BURGER


若い世代が感じるアナログ・ワールド



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