オーガスティン・ヴィーデマン(g)「Guitar Music of 90’s」



今冬は当初暖冬の予報だったが、どうもこの三月は寒い日が多く、関東地方でも先週末には小雪が舞う程の天気だった。桜前線も昨年より遅れ気味の様子。これから一気に開花に進むのか…。さて、きょうもダラダラと無為に過ごし、道楽部屋の整理は遅々として進まず。溜息まじりに一服。BGMにこの盤を取り出した。


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1992年のハバナ国際ギターコンクールで優勝したドイツ生まれのオーガスチン・ヴィーデマン(1965-)というギタリストが1990年代のギター曲を集めて弾いている盤。ARTENOVAという輸入廉価盤レーベル中の一枚。以前は都内の店ではよく見かけたレーベルだが最近目にしない。収録曲は以下の通り。3.を除き他は数曲の小品で構成されている。

 1. ローラン・ディアンス:フランスシャンソン集
 2. ボグダノヴィッチ:ジャズソナタ
 3. スティング:孤独のメッセージ
 4. ヘルムート・ヤスバー:4 Miles 2 Davi

いずれの曲も耳に心地よく、夜更けのBGMとしても最適だ。ローラン・ディアンス(1955-2016)の有名なフランスシャンソン集からは全26曲中5曲が選ばれている。いずれもジャスとポピュラーのテイストを帯びた曲想をクラシックギターの技巧にのせて奏でられる。フランスシャンソン集は挑戦してみたい曲ではあるが、楽譜を見るとクラシカルな古典的素養だけでは初見がききにくい譜割りだ。ジャズギタリストが耳コピーして弾けば、正確さはともかく、雰囲気は掴んでいとも簡単に弾くのかもしれない。ボグダノヴィッチのジャズソナタもしばらく前から人気の曲。スティング「孤独のメッセージ」はポピュラーファンにはお馴染み曲だろう。

一般の音楽愛好家から、クラシックギターってどういうギタージャンル?と聞かれて説明しようとすると中々難しい。19世紀の古典ギター隆盛期の話をしたらいいのか、よく知られるアルハンブラの思い出やアランフェス協奏曲をサンプルに出すのか…。あるいは、この盤に取り上げられているようなジャズやポップステイストとクラシカルなギター技法とが融合した「今どき」の作品がよいサンプルなのか。おそらくギター弾き自身も確信を持てないケースが多いように思う。


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この盤の音源。ディアンスのフランスシャンソンから「Un jour tu verras」


この盤の音源。ボグダノヴィッチ「ジャズソナタ」 第3楽章


この盤の音源。全16曲のプレイリスト


ヴィーデマンの弾くバリオス「País de Abanicos」 2013年の演奏



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