ポリーニ&ベーム ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番ト長調



月が改まって令和六年卯月四月。
このところ本ブログへのアクセス数はIPベースで120~150。相変わらずランキングバナーのクリック数は低調でアクセス数の10分の1にも及ばず。まあ、道楽爺さんの与太話に付き合っていただけるだけで幸い、それ以上の何を望むのか、無心も程々にせいよ…と自問自答しながらも、どうか引き続き応援よろしくお願いいたします。
さて、ポリーニの訃報にふれてから、このところ手元にある彼の盤を続けて聴いている。きょうはショパンと並んで彼が主軸をおいたベートーヴェンのこの盤を取り出した。


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ポリーニの弾くベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。80年代前半に出た最初の全集(のちにアバド&ベルリンフィルと再録)。随分前に御茶ノ水の中古レコード店で叩き売られていたもの。ベーム指揮で全曲録音予定だったが、ベームの死去に伴い1番と2番はヨッフムが引き継いだ。オケはすべてウィーンフィル。今夜はこの中から第4番ト長調をターンテーブルにセットした。1976年アナログ最後期の録音。当時ポリーニは30代後半のもっとも華やかに活躍していた時期にあたる。

5曲あるベートーヴェンのピアノ協奏曲のうちどれを選ぶかといわれれば、知名度で勝る第5番「皇帝」を差し置いて迷わず3番と4番と答えるだろう。中でも4番はその革新性において特別な存在だ。第1楽章はしっかりした構成ながら力ずくの強引さがなく、楽章全体を静けさが支配している。この曲を最もよく特徴付ける第2楽章は、弦楽ユニゾンとピアノソロが対照的なそれぞれのフレーズを進めつつ、同時に不思議な統一感を感じさせ瞑想的な音楽を繰り広げる。第3楽章のロンドは一転、軽快かつチャーミング。協奏曲の最終楽章にしばしば置かれるロンド形式だが、ピアノ協奏曲にこそ相応しいと感じる。鍵盤から次々に放たれる音の粒が空間に飛び散るようで、くるくる回るロンドのイメージそのものだ。ポリーニのピアノはクリアな音色と明快なタッチで曖昧なところがなく、第4番のひんやりとした温度感の曲想にもピタリ。最晩年のベームとウィーンフィルのコンビもやや古風な造詣ながら柔らかな音色で文句なしだ。


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アバド&ベルリンフィルとの再録音の音源。第2楽章をバックにポリーニの姿を回顧する。


この盤の音源で第1楽章。


2004年@ルツェルン。アバドとの第4番。



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