エラ・イン・ベルリン


10月も下旬となって、昨晩から今朝にかけて関東地方は随分と冷え込んだ。きょう昼間には北西の季節風が吹き、気象庁は「木枯らし一号」と発表。何やら一気に晩秋の趣きだ。さて、週の真ん中水曜日。頭も身体も何となくシャキッとしない。こんなときはと、ドライブ感のあるジャズを聴こうと取り出したのがこの盤だ。


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エラ・フィッツジェラルドが1960年2月、ベルリンのドイッチェラント・ホールで1万2千人の聴衆をわかせたライヴ盤だ。有名な盤なので、それ以上の解説は他に譲ろう。
万雷の拍手にのって「風と共に去りぬ」が軽快にスィングして始まる。2曲目の「ミスティ」3曲目の「レディ・イズ・ア・トランプ」とライヴ感あふれるステージが目の前に広がり、エラの上手さと声質の素晴らしさに思わず唸ってしまう。よく通る張りと透明感のある中高音、安定したロングトーンとピッチの速いヴィブラート、もちろん音程の良さは抜群だ。スィングする曲、アップテンポでのキャットの上手さはもちろん、しみじみとしたバラードも、今時のミネラルウォーターのようなあっさりしていて毒にも薬にもならないような「癒し系」歌唱と違い、ずっとソウルフルだ。ベルリンでの公演を意識してか、お国物のクルト・ワイルの「マック・ザ・ナイフ」ではサッチモのこわいろまでは挟んで、会場を盛り上げる。そして圧巻はおはこの「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」だ。ノーマルテンポでワンフレーズ歌ったあと、短いドラムソロでアップテンポに転じ、その後7分間に渡り圧倒的なパフォーマンスを繰り広げる。ジャズ歌手はアップテンポが歌えて、器楽奏者並みのアドリブ・スキャットが出来てナンボと思っているぼくには、エラの歌唱はジャズシンガーの理想像だ。


YouTubeには、おはこの「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」がいくつもアップされているが、あえて音源のみのものを貼っておく。



もちろんバラードも素晴らしい。





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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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