お勧めのミニコンポ ケンウッド R-K700

ケンウッドのR-K700というミニコンポがある。2004年に発売された機種だが、根強い人気があるのか、この手の商品にしてはロングランを続けている。FM/AMの放送やCDが聴け、更にいまや録音メディアとしては風前の灯のMDも付いている。値段は3万円ほどだ。MDが不要ならR-K711という機種もあって、こちらは更に5千円ほど安い。但しこのセットにはスピーカは付いていないので、別途用意する必要がある。もっともスピーカーも付属するミニコンポは、コストの制約から音質の大部分を決めるスピーカーがお粗末なことが多い。だからスピーカーが付属せず選べることは、むしろメリットが大きい。


ケンウッド R-K700


一部のメディアでも取り上げられたことがあるが、このコンポ、実に音がいい。音に色付けがなく、ニュートラルな正統派の音を聴かせてくれる。ミニコンポとしては貴重な存在だ。
私は2年ほど前、FM/AMの放送を聴く目的と、やがて過去のメディアになることは承知した上でMDでの録音が可能であることからこのセットを買った。もう一つ付け加えるなら、若者向けの派手なデザインが多いミニコンポにあって、大人の部屋に置いてもおかしくない程度にデザインがまともであることか。このセットに過日紹介した三菱製の大型スピーカー;2S-305を接続して聴くことがあるが、十分なパフォーマンスを発揮する。大型のアンプやCDプレイヤーとの差はごく僅かと感じる(もっともそのごく僅かがオーディオマニアには大問題となるわけだが)。FMやAMの音も十分だ。FMではクラシックのライブ収録の放送をよく聴くが、きちんとしたFMアンテナを用意すれば、専用チューナーとほとんど変わらない音質が得られ、ホールに居合わせたような臨場感が楽しめる。元々NHK局用モニターであった2S-305で聴くAM放送(一般のラジオ放送)の音は十分リアルで楽しめる。筐体は価格なりに総じてペコペコ状態だが、前面パネルは厚いアルミを施していて質感も悪くない。音量ボリュームの操作感覚は適度なリフレクションがあり、リモコン対応のボリュームに付きものの「遊び」もなく、へたな売れ筋の大型アンプよりも良好だ。

但し別途用意するスピーカーは十分吟味して選びたい。非常識な大音量を望まないのであれば、だいたいのスピーカーが十分ドライブできる。このセットで2S-305を鳴らすぼくも少々アンバランスかもしれないが、JBLやアルテックの中大型スピーカーを合せている人もいる。小型スピーカーを合わせるのなら、なるべく効率の高いものがいいだろう。また、このコンポにはMMカートリッジ対応のフォノ入力もあって、アナログプレイヤーも接続できる。

手頃な値段で音がよく、あまり大げさでないオーディオセットを探している向きには、このセットはイチ押しだ。ぼくも長く愛用していこう。

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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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