『英雄』…健在なり
昨晩はグールドの記事を書いたところで不覚にもPCに向かったまま寝入ってしまった。
本日まとめてアップです。
きょう土曜日は昼前から野暮用あって出かけ3時少し過ぎに帰宅した。外は陽射しに恵まれ、銀杏の葉が黄金色に輝きながら風に吹かれて舞い始めている。11月も残り少なくなってきた。この時期になると毎年決まってやることがある。そう、手帳選びだ。といってもこのところ選ぶことは終わり、もっぱら英国レッツ社製の手帳を使っている。先日、近所のショッピングモールに入っている紀伊国屋に注文していた来年の手帳が入荷して取りに行ってきた。


かつて文房具に随分と凝った時期がある。机の引き出しの一つにはその頃の残骸である筆記具が並んでいる。B級グルメならぬB級文具マニアとでも言おうか、少々値が張るのはモンブランの#149とパーカーのデュオフールドくらい。あとは安物ばかりだ。
そんな中に『英雄』というロゴの入った一群の中国製万年筆がある。ぼくら世代以上の方は記憶にあるかどうか。60年代後半に中国から数百円で買える格安の万年筆が入ってきた。当時の新聞記者が「書き心地も悪くない」とほめたことからブームになったことがある。何のことはない、パーカー万年筆のコピー品である。すぐにブームさめたものの、ぼくは高校・大学とこの万年筆を使っていた。
それから幾年月。そんな記憶もすっかり忘れかけていた頃、アメ横商店街にあったフレンド商会という文具店で60年代当時のデッドストックの『英雄』を見つけて買い求めた。さらに2000年代になって仕事で中国に行った際、まさか『英雄』万年筆はないだろうと宿泊先近くのデパートを覗くと、何と今も『英雄』ロゴの筆記具は健在だった。


一時期はワープロで打った文書の最後に万年筆でサインを入れたものだが、いささか気障だと悟り、最近は私信以外そういうこともしなくなった。そういえば、ある雑誌の女性座談会で『どんなにオシャレなブランド製スーツを着ていても、取り出した筆記具がノベルティーでもらったような100円シャープペンではまったく興ざめよね。男性は手帳と筆記具には派手ではない趣味のいい品を持ってほしい。ポイントアップ間違いなしよ。』と女性陣が口を揃えて言っていた。しかしレッツ社の手帳とラミー社#2000シリーズの黒づくめで渋く固めているつもりだが、まったくポイントアップの恩恵にあずかっていない。どうしたものだろう。
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