大西順子 楽興の時


ずっと暑さには弱いが寒さには強いと豪語してきたのだが、どうもこのところ様子が違う。やたらと寒さが身にしみるのは、これも加齢のせいか。仕方ないよな五十代後半だから…。今月になってから暖を取るアラジンストーブも連日活躍中だ。


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金曜の晩、さて週末と緊張を解いた途端に眠気に襲われソファで爆睡。日付けが変ってから目が覚めた。ポットで湯を沸かして渋茶を一杯。ふと目があったこのアルバムを聴くことにした。90年代半ばから人気を博し、絶頂期の10年ほど前に突然活動を休止していた大西順子が11年ぶりに録音したアルバムだ。手元にある彼女の盤を並べてみたら、90年代に出したアルバムのほとんがあった。彼女が活躍しアルバムを次々にリリースしていた頃、随分入れ込んで聴いていたことを思い出した。この『楽興の時』と称されたアルバムは2009年に録音されたもので、スタンダードと彼女のオリジナルとがほぼ半数ずつ入っている。
90年代のアグレッシブでドライブ感にあふれる彼女も実によかったが、このアルバムで聴くやや抑えた表現も味わい深い。シューベルトのピアノ曲『楽興の時』をアルバムタイトルにしていることから、ジャスのクラシカルな味わいを意識しているようにも思う。とはいえ、お馴染みのスタンダードも彼女の手にかかると甘ったるいカクテルピアノに終わらず、脳中枢のあちこちを刺激する音楽に仕上がっていて素晴らしい。一方で90年代の疾走感を期待する向きには食い足らない。一時期の活動休止期間を完全に脱したようで、最近も新しいアルバムをリリースしていて、これからどういう方向へ進むのか楽しみにしたい。

YouTubeにはたくさんの演奏がアップされているが、その中から90年代人気絶頂期の野外フェスでのトリオ演奏。前半は右手だけでイメージを探るように弾き始め、中盤からそのイメージを広げるように音数を増やしてドライブをかけていく。



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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