G・グールド モーツァルト ピアノソナタ第8番イ短調ほか


先週末からの寒波が依然居座り、当地群馬県南部も気温の低い状態が続く。空調の効きがいまひとつなのか節電設定なのか定かではないが、昼間の勤務先の事務所内もかなり寒く、着る物で自衛が必要だ。といいながらも今年も残すところわずかで明日は仕事納め。きょうは午後から取引先の工場へ出向いて打合せ。夕方5時ちょうどに用件が終わったので、そのまま直帰と相成った。時間も早かったので途中国道沿いの本屋に立ち寄り、ごく安直な本を数冊買い求めた。休みの間にのんびり眺めようか。 さて夜も更けてきたが、床につく前にナイトキャップ代りにちょっとだけ音楽を聴こうかと思い、例によってグールドのボックスセットから1枚を引き当てたのは、モーツァルトのピアノソナタ集のうち、第8番・第10番・第12番・第13番の4曲が入っている盤だ。


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第8番のよく知られたイ短調のソナタは、いきなり猛スピードの第1楽章から始まる。確かにこの曲の1楽章の音形からすると楽譜の指示にはMaestosoあるものの、荘重で悲劇的に奏するよりは、一気に疾走する方が相応しいようにも思える。グールドのテンポは悲しみを感じる間もなくイ短調という調性に駆られてひた走る感がある。展開部は更に激しく突き進む。そして対比するように第2楽章は美しいフレージングと適確なアーティキュレーションで落ち着いた弾きぶりを示す。
この盤で興味深いの第13番K.333のソナタだ。以前の記事でYouTubeにあった彼の演奏を貼ったが、この曲の第1楽章に6分24秒かけているYouTubeの演奏比べるとこの録音はずっと早いテンポで3分44秒で弾き終えている。これほど違うとは正直驚いた。グールドの演奏は彼なりの完成された解釈と確固たる自信に裏付けられているものと思ったが、意外にも場合によっては相当異なった解釈をするものだということを知った次第だ。

K.333の演奏を比べてみよう。
こちらはオリジナルの録音音源。1970年の録音。



こちらは映像収録用の演奏。これも60年代後半から70年代初頭と思われる。


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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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