ハンス・カン ブルクミュラー 25の練習曲


きのう木曜は昼過ぎから都内出張。夜の部もあって11時少し前に帰宅。きょう金曜は野暮用あって会社を休みにした。昼過ぎには用事も終えて帰宅。午後は日頃出来ない身辺片付けなどして時間を過ごした。終日雨の金曜日。あすも雨が続き、気温も下がるとの予報。夕飯を済ませてアンプの灯を入れ、レコード棚をサーチしていたらこんな盤を見つけた。


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ウィーンのピアニストで教育者としても有名なハンス・カンの弾くブルクミュラーの25の練習曲。1982年のデジタル録音で、日本の東芝EMIのスタジオで録られている。
ブルクミュラーの25の練習曲といえば、今も昔もバイエルやツェルニー、ハノンと並んで日本のピアノ入門者が必ず弾く教材だろう。テクニカルなレベルを一定に抑えて無理がないように設定し、その上で様々な曲想や様式を習得するには格好の教材に違いない。一方で、それぞれに付された標題が曲のイメージを直接的に表し、それに応じた曲想と様式を与えている。こうして鑑賞の対象として聴いても違和感はまったくない。アラベスク、牧歌、タランテラ、アヴェ・マリア、舟歌など、曲名であると同時にそれぞれの曲の様式的な約束事(リズムや音形のパターンなど)を学ぶことができる。

ハンス・カンは1950年代から日本に大学に招かれて教鞭を取り、その後も度々来日。60年代から80年代にかけて日本人にも馴染みの深いピアニストの一人だった。この盤は1982年のデジタル録音で音質がすこぶるいい。クリアで美しい音色が明瞭に聴こえ、細かなニュアンスも手に取るようだ。その結果、ブルクミュラーの音楽の意図がよく伝わってくる。25曲の中では最後の「貴婦人の乗馬」などが子供の発表会でもよく演奏されるが、第3番の牧歌もいいし、第14曲のスティリアンヌはちょっとショパンのワルツを思わせる。

ブルクミュラーは二人兄弟。弟の方は交響曲やバレエ曲なども作り、当時は高い人気を誇ったらしいが今ではまったく知られていない。この25の練習曲を書いた弟のフリードリッヒ・ブルクミュラーはもっぱらピアノ作品を残したが、その作品の中にチェロとギターのためのノクターンがある。YouTubeに音源があったので貼っておこう。楽譜もこちらで見られる


フリードリッヒ・ブルクミュラー;チェロのギターのためのノクターン第1番





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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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