レスピーギ ピアノ作品集、再び


きょう日曜日も梅雨の合間の晴れ。スカッと抜けた青空ではなく、薄い雲のベールを一枚通した陽射しは柔らかく、路傍に咲く紫陽花を美しく際立たせる。昼をはさんで、少し前から調子の悪い左手を気遣いながらギターを取り出し、バロック期の曲が収録された曲集を開いてあてもなく弾く。飽きたところで午睡に落ち、そうしてダラダラと終日過ごした。週明けの仕事スタートに備えて早めにやすもうと思ったのだが、昼寝が効いたのか眠気を催さない。仕方なくナイトキャップ代わりに何か聴こうと思い、音盤棚のピアノソロの盤がある辺りを探して、以前も記事にしたレスピーギのピアノ曲集を取り出した。


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このナクソス盤を聴いてから早いもので1年程になる。この盤はレスピーギのピアノ曲がコンパクトにまとまっていて、彼の作風の一面を知るには好適だ。実際、「六つの小品」や「グレゴリアン聖歌による前奏曲」など、こうして夜更けにやや絞り気味の音量でささやかに聴くに相応しい。大音量でばく進する管弦楽曲のローマ三部作と同じ作家というのがにわかに信じがたいほどだ。
レスピーギはラヴェルなどフランス印象派の影響を強く受けたという解説がなされているが、そこに元々の擬古典風の作風が加味され、耳に馴染みやすく心地よい。小品はややサロン風に過ぎると軽んじられるかもしれないが、ヘ短調のソナタなどは古典回帰の彼の作風がよく出た充実した響きで、ブラームスを思わせるところなどあり、中々聴かせる。


六つの小品から「優しいワルツ」。仏印象派の影響を受けた作風。サティーを思わせるサロン風小品だ(楽譜はこちら



グレゴリアン聖歌による三つの前奏曲(楽譜はこちら)。この曲を元にした大規模な管弦楽曲「教会のステンドグラス」という作品があるが寡聞にして知らない。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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