カラヤン&ウィーンフィル ウィンナ・ワルツ・コンサート


三連休最終日のきょう、関東各地はこの夏の最高気温を記録。当地も午前中からグングン気温上昇、36℃超えの猛暑日となり、午前中からエアコンもフル稼働と相成った。陽が落ちても熱気は中々癒えず、梅雨明け宣言こそないが、夏本番もいよいよかと思わせる。
さて、あすからまた仕事という晩。何気なくネットを見ていたら、きょう7月16日は1989年に世を去ったヘルベルト・フォン・カラヤンの命日とあった。23年前、バブル期真っ只中の夏ということになる。カラヤン死してやがて四半世紀か…と思いながら、命日にあたり彼の盤をかけることにした。選んだのは1960年初頭に英デッカに入れたウィーンフィルとの一連録音の中の1枚、ウィンナワルツの定番曲を収めた盤だ。


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ぼくら世代のレコードファンには懐かしいジャケットだろう。1973年秋、カラヤンとベルリンフィルが何度目かの来日をした際、それに合せてキングレコードからウィーンフィルとの一連の英デッカ録音がまとまって廉価盤で発売されたシリーズ。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、ドヴォルザークなど交響曲のいくつか、R・シュトラウスやホルスト、チャイコフスキーのバレエ曲等々。オペラのハイライトもあった。当時このシリーズを買った記憶はなく、後年中古レコード店の100円コーナーでそのうちのいくつかを手に入れた。このウィンナワルツ集もその中の1枚だ。収録曲は以下の通り。

・ヨハン.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』序曲
・ヨハン.シュトラウス2世:『アンネン・ポルカ』作品117
・ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『うわごと』作品212
・ヨハン.シュトラウス2世:喜歌劇『ジプシー男爵』より序曲
・ヨハン.シュトラウス2世:『狩にて』作品373
・ヨハン.シュトラウス2世:『ウィーンの森の物語』作品325

カラヤンのウィンナワルツと言えば1987年ニューイヤーコンサートを思い出す。このときのライヴ盤については以前記事に書いた。このライヴ盤は喜歌劇こうもり序曲で始まるが、今夜取り上げたウィーンフィルとの盤も同じ曲が第1曲に収められている。さらにアンネンポルカ、円舞曲「うわごと」とA面の3曲がすべて1987年のニューイヤーと重なる。ウィンナワルツのメジャー曲ということではありうる偶然かもしれないが、これらの曲をカラヤンが好んだことも間違いないだろう。

この盤で聴くカラヤン&ウィーンフィルは英デッカの録音上の特徴もあってか音が明るい。そして音楽に勢いがある。スタジオライヴ的な流れと熱気を感じるとも言える。ベルリンフィルとの録音では部分的な取り直しや編集をいとわず徹底して完成度の高い録音を目指したカラヤンだが、このウィンナワルツ集だけでなく、一連の英デッカ録音ではほとんど一発録りではないかと思わせるところがある。一方で、ときにアンサンブルのわずかな不ぞろいもあるのだが、音楽の勢い、連続性の前に大きな問題とは感じない。『こうもり』序曲や『ウィーンの森の物語』のシンフォニックで躍動的な演奏ではウィーンフィルの艶やかでこぼれんばかり美しい音色が楽しめるし、狩のポルカでは抜群のドライブ感でまさにライヴを聴くようだ。


ベルリンフィルとの「狩のポルカ」の音源を貼っておく。ウィーンフィルとの英デッカ盤はもっと勢いと生きの良さがある。


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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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