川越で弾いてきた 2012年7月15日編


関東地方は一昨日梅雨明けし夏本番到来となった。きのうは当地群馬県内の館林・伊勢崎・前橋の三つの町が全国最高気温上位三位を独占。思えば去年の夏は梅雨明けは早く夏前半は暑かったものの、その後雨の日も多く暑さのピークも程々だった。この夏はどうなるか…。 ところで先日7月15日の日曜日、三ヵ月ぶりに川越まで遠征し、mixiのクラシックギター仲間による内輪の発表会に参加してきた。今回もジュニアコンクールでトップの13歳少女やセミプロ級まで多士済々。

◆当日のプログラム◆
mixi_KoedoKawaguchi_20120715.jpg

前回4月末に参加したときの様子は以前記事に書いた。今回は19世紀ギターではなく、通常のモダンギターで参加。恥を承知で当日の演奏をアップすることにした。一人15分の枠を使って弾いた曲は以下の通り。

・J.K.メルツ ; マズルカ・ニ長調 二つのポロネーズとマズルカより(楽譜はこちらの6頁
・J.K.メルツ ; 燕が家路に帰る頃(楽譜はこちらの25/152頁
・J.S.バッハ ; 無伴奏チェロ組曲より プレリュード・サラバンド・メヌエット1/2
        (楽譜;小船幸次郎編を一部改編)


◆ヘタクソなりに意識したこと◆
メルツの2曲は初期ロマン派らしい小品佳曲。『マズルカ』は譜面の見かけは簡単で初見でお釣りがきそうだが、マズルカの基本である付点音符の扱いや2拍目におくアクセント、メロディーラインが弦をまたいで跳躍する部分の前後の音量や音色、低音の消音など、案外神経を使う。原曲はフランツ・アプト作の歌曲である『燕が家路に帰るころ』は、ロマン派歌曲らしいグリサンドを伴って大きく跳躍する甘いメロディーラインと、和声の微妙な移ろいをさりげなく聴かせることを意識した。バッハの無伴奏チェロからの抜粋はギター演奏としてはやや速めのテンポ設定にして、原曲よりかなり高い音調のニ長調編曲らしい明るく軽みのある雰囲気を目指した。

◆反省(と言い訳)◆
(1) 楽譜を見るなら見る、暗譜するならする、ハッキリせい。どっちつかずがミスのもと。(暗譜出来ない&する気がないの「見る派」だが、今回はそこそこ指が覚えていたのをいいことに時々楽譜から目を離してしまったのだ。暗譜を目指しますう~。)
(2) フレーズの呼吸が浅い。特にバッハ。(「歌う」と称してやたらモタれる演奏があるが、それを避けたかった。これでもフレーズの中での伸縮は意識しているのだよ。まあ意識しても聴き手に伝わらないでは意味がないか。)
(3) ミスにもいろいろあるが、弾き直しは最悪だ。音をはずしてもテンポ崩さず拍節をキープすること。(ハイ、弁解の余地なし。重要ポイントでことごとくミス。嗚呼!)
(4) バッハ;特にメヌエットでの左手がなってない。無駄なアクションが多い。(う~ん、練習のときはあれほどバタバタしないのだが。テンポもやや速かったし、指も疲れていたので。スマン)
(5) 頭をフラフラ動かすな。はなはだ見苦しい。そもそも太り過ぎで見苦しいのだから。(リラックスしようと思ったのだが、こうしてみると確かにみっともない。あっ、太り過ぎ…分かりました。)

…とまあ、わずか15分の内輪の演奏とはいえ、苦い思いでいっぱいだ。その一方で僅かながらの慰めは「音」そのものをほめられたこと。例によってiphoneで録った動画の音質は貧弱でよく分からないが、イヴェント開始前の指ならしのとき、また演奏後、何名かの参加者から「きれいな音だ」「柔らかな音でよく響き、通っている」「低音はたっぷり、高音は明瞭」とのコメントを受けた。当日の会場は良好なエコーバックがあって会場内に響く音を感じながら弾くことができる。確かにミスせずに弾き進めたところは、低音・高音ともいい感じで響いていたように感じた。もっともこれは楽器(田邊雅啓2004年作)のポテンシャルによるところが大きいが、同時に田邊ギターの特質に合ったタッチに腐心したことも確かだ。ぼくの田邊ギターは弾いている自分には少々地味で心もとない感じに聴こえるのだが、どうやら会場には美しく響いていた様子。楽器を信頼し、無理せず楽器のスウィートスポットを意識して音を出すよう心がけよう。


演奏もメタボな見た目も見苦しいが…それでは張り切って参りましょう。
レッツ・ゴー・オープン・ザ・ミュージック。


お口直しに「燕が家路に…」の原曲をオルガン演奏でどうぞ



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タイトルは…

これが原曲 フランツ・アプト
http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/8/85/IMSLP166047-PMLP296140-Abt_Wenn_die_Schwalben_heimw__rts_zieh_n_Op.39-1_-Reed-.pdf

原題は When the swallows homeward fly
「家路に帰る」より「家路につく」でしょうか!

Re: タイトルは…

> 「家路に帰る」より「家路につく」でしょうか!

家路に、とくれば、確かに「つく」ですね。本当は「…我が家へ帰る頃」というのが、私は一番馴染みもあるし、語感もいいなあと感じる題です。以前はそれを使っていましたが、今回たまたまプログラムに「家路に帰る」と書いてしまったので…

オケ版、ピアノ版

Re: オケ版、ピアノ版

実際この原曲の当時の人気のほどは、どんなものだったのでしょうかねえ。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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