ビリー・ホリデイ アット・ストーリーヴィル


先週末から始まったプレ夏休みの四連休が終わった。この四日間は久しぶりにオーディオのボリュームを上げてドンッパチッと少々派手に聴いた。もっとも暴力的な大音量というわけではなく、あくまで家庭の小部屋でその音源に相応しい音量でという節度はあっての話だ。音楽再生の音量や音質はときとして演奏の印象を一変させることがある。映画に例えれば、家庭のテレビと劇場のスクリーンの違いくらいには、家庭の再生音楽でも変ってくる。もちろんストーリーや本質的な感動が変るわけではないが、新たな発見や価値を見出すことも多い。このところ、あまり身を入れて音楽を聴くことがなかったが、この休み中は久々に再生音楽を聴く楽しみを味わった。


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さて、あすから仕事という晩。四日間の再生音楽三昧を少しクールダウンしようかと、ジャズボーカルの盤を選んだ。ビリー・ホリデイがボストンにある有名なクラブ;ストーリーヴィルに出演した際の放送録音から13曲をピックアップした有名な盤だ
ビリー・ホリデイを聴くとき、どうしても彼女の壮絶な人生と照らし合わせながら聴いてしまう。この盤が録音された1951から53年当時も、彼女自身や彼女の周辺も決して穏やかな状況ではなかっただろう。しかしこのクラブセッションでは、どこかリラックスし明るい表情の歌唱が聴ける。以前記事に書いた最晩年の作<レディ・イン・サテン>とは随分と雰囲気が違う。ライナーノーツによれば彼女自身、「…自分のクラブを持ちたい。一生に一度くらい、何時から出番というような指図を受けないで済む、自分の店を持ちたい…」と語っていたそうだ。このストーリーヴィルでのリラックスした彼女の歌いっぷりはそんなところから来ているのかもしれない。当時すでにトップシンガーとして何でも思いのままに出来たのではないかと想像してしまうが、案外スターの実態は違うのかもしれない。


放送局アナのイントロダクションがあってからステージが始まる。4曲続きます。



この盤に入っている<恋人よ我に帰れ>。スタン・ゲッツがバックを付けている。



こちらは1944年彼女が29歳のときのスタジオセッションでの同曲。さずが声質が若く正に絶頂期だ。



この盤の話題から離れるが、ザ・ピーナッツが1966年にエド・サリバンショウに出演したときもこの曲<恋人よ我に帰れ>を歌った。



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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